D'ac

元銀行員。子育てられ中。

株について分かりやすく解説してみる。

「株で儲かった!」
「あー大損こいた!!」

 

 

株って一体何でしょうか?中には、株のことを一つのギャンブルだと考えている人も多いのではないでしょうか。中には、野菜の一種だと思っている人もいるかもしれません。野菜のカブを探してここに来られた方はこちら→http://search.rakuten.co.jp/search/mall/-/%E3%81%8B%E3%81%B6-410872/p.1-s.1-sf.0-st.A-v.2

 

確かに株を買ったり、売ったり、持っていたりすることでお金を手に入れることができます。時には儲かったり、時には損をすることもあるでしょう。そういう側面だけをみていると、なるほどギャンブルの道具の一種なのかもしれません。

 

 

株とは会社の持ち主を証するもの。


株は正確には、会社の持ち主を証するもの、です。どんなに少額であっても株を保有している人はそれだけで、その会社の持ち主となります。


会社をつくるときに、資金が必要になったとします。その場合、株式を発行して資金の出し手を募るのです。資金を出した人は株券を受け取ることができます(かつては紙だった)。それが株式というわけなのです。

 

だから、株式を持っている人は株主と言われ、色々な権利を手に入れることができます。株主総会、という言葉を聞いたことはないでしょうか?株主総会とは、会社の持ち主である株主さんたちが会社の経営をチェックするイベントです。会社経営に文句がある場合は、そこでその不満を経営陣に伝えることができます。株式を大量に取得して、会社の乗っ取りなんかも画策できます。

 

株式は、人に売ったり譲ったりできないものと、できるものがあります。一般的に皆さんが日々売り買いしている株式は人に売ったり譲ったりできる株式。株式市場なるものところで売買されています。

 

以上が株の概要です。
では、具体的にどうしたら、株で儲けることができるのか見ていくことにしましょう。

 

株の売買を通じてお金をゲットする方法は主に2通り。

1・配当をもらう
2・値上がりしたら売る。

 

では、具体的に見ていきましょう。

 

 

配当を受け取る


株式が会社の持ち主を証するものである、という話をしました。株式を持っている人は皆株主。会社のオーナーと言うわけです。だから、会社が儲けを出せば当然、そのおこぼれに預かることができます。会社が稼げば稼ぐほど、配当が増えてウハウハというわけです。だから、できることなら自分が応援したい会社の株を買いたいですね。

 

配当以外にも、株主優待という形で還元されたりもします。株主優待とは、株主に対して会社商品やサービスを提供するものです。飛行機やコンサートチケットだったり、お菓子の詰め合わせだったり。株を初めて購入する人は株主優待をチェックしてみるのもいいかもしれません。

 

 

値上がりしたら売る


株は株式市場で売買されています。値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。値下がりしている間に買って、値上がりした時に売り抜ければ、その差額を利益とすることができます。
安いときに買って高くなると売る、基本と言えば基本ですね。

 

ちなみに配当益のことはインカムゲイン、値上がり益のことはキャピタルゲインと言われます。ちょこっと頭に入れておきましょう。

 

 

株ってどこに行ったら買えるのでしょうか?

 

株を初めて始めようとしている人にとっては、株ってどこに行ったら買えるのか疑問なのではないでしょうか。その会社に行けばいいの?それとも銀行かしら?

 

ぶっちゃけ、株は家にいながらでも買えます。近年はネットのおかげで家にいて買えないものは何もないのではないかと思われるほど、家でなんでも買えます。家や土地も在宅で買えるようです。でも、不動産は現地見学もした方がいいでしょう。月の土地も買えるとか何とか、聞いたことがありますが、こちらの現地見学は難しそうです。買えないのは人の心くらいです・・・。

 

さて、本題に戻りましょう。株を買うためには証券会社に口座を開設する必要があります。銀行や買いたい株の会社に行っても売ってはもらえません。家にいても、ネット証券であれば口座を開設することができます。私のように僻地に住んでいて近くに証券会社が見当たらない場合には、ネット証券しか選択肢がありません。

 

本人確認書類があれば簡単に口座は開設できます。無料で開設できますし、何個でも開設できますので、「株式投資を始めたいけど、何をしていいかわからない・・・」なんて人は、とりあえず口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。

 

株を買うということは経済を肌で感じるチャンスを増やすということです。
ある会社の株から、業績を見、その業態を学び、世界の経済の動向を知ることができる。


言ってみれば、株とは世界経済を覗く窓のようなものです。
もし、チャンスがあるのであれば、ぜひ一度は購入を考えてみてもらいたいものです。

今まで以上に経済が身近に感じることでしょう。企業の社会的なあり方、なんてことに思いをはせることもできます。

 

もちろん、やらないという選択もあります。余裕資金がなかったり、色々と忙しかったり、すべて他人任せにするくらいなら、やらない方がいいでしょう。証券会社の営業マンの言いなりになって株を買うくらいなら買わない方がいいと思います。

 

ただ、株をやらない場合にも、それ以外の投資は検討してほしいところです。
投資信託や国債、投資対象は株に限られません。一個一個の企業分析まで手が届かないような場合にも、投資信託などで、日本株のインデックスを買うなどして、資産全体のバランスを整えることは検討してみた方がよいでしょう。投資信託もネット証券で購入が可能です。株の購入とは、また違った観点から商品検討をしてみることをお薦めします。