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元銀行員。子育てられ中。

株価が上昇するのはどんなときか? 概略をまとめてみた。

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株はリスク性商品です。
つまり、値上がりすることもあれば、値下がりすることもある変動性商品だということ。

 

 

株の値段の上がり下がりには原因(要因)があります。それを一つ一つ読み解いていくことが株で儲ける第一歩となるわけです。
では、株の値上がり値下がりの要因についてみていくこととしましょう。

 

 

会社業績がいいと株は値上がりする。


会社業績がいいところだと、株は上昇していくことになります。逆に業績が悪いと、最悪倒産して株式が紙切れになることもあります。注意が必要です。
会社業績がいいと、みんながその会社の株を欲しがります。配当が増えることも期待できますし、今後の株価上昇も期待できそうです。だから、どんどん株価は上がるということにつながります。

 

 

全体的な日本・世界の景気動向


全体的に景気がいい場合、株価は値上がりする傾向にあります。景気がいいと、消費者の購買意欲が増えます。失業者も減ります。その結果、企業の商品が良く売れ、景気の循環が良くなるというわけです。

 

 

中央銀行の政策次第


ここ近年の動向としては、株式市場で中央銀行が存在感を発揮することも多いです。中央銀行が資産買い入れを行い、その結果、お金が市場に多く出回るため、株価が上がるということです。
ちょっと難しいので、また改めて説明します。

 

 

為替レート次第


円安で1ドル=90円から1ドル=100円になった場合を考えてみましょう。
1つ100ドルの商品を輸出している企業があるとします。円安になる前は1つ100ドルなわけですから、円換算すると収益は9000円です。1ドル=100円の円安になったときには、収益は10,000円になります。その差益、ざっと1000円。
つまり、円安は輸出企業に恩恵が大きいことになります。そのため、円安になると、企業業績が良くなることを見越して、投資家たちは輸出企業の株を買います。だから、円安は輸出企業の株価上昇につながります。

 

では、その逆の円高をみていきましょう。
円高で1ドル=110円から1ドル=100円になった場合を見ていきましょう。
この場合、今まで110円で買っていた商品が100円で買えることになります。つまり輸入企業にとって円高は恩恵が大きそうです。そのため、円高になると、輸入企業に資金が集まることになるため、円高は輸入企業の株価上昇につながるというわけなのです。

 

以上、株価変動の個々の理由をみてきましたが、株の価格は需給によってきまる、ということを押さえておけば大丈夫だと思います。
つまり、その株が欲しいと思う人が多ければ多いほど、株価はどんどん上昇していきますし、要らないと思う人が多ければ株価は下がっていきます。その判断の裏には、業績であったり、景気であったり、為替であったり、色々なことが影響してくるというわけなのです。

 

みんなが欲しいと思う株が値上がりするということで、最近ではtwitterを使った株価予測システムもあるとのことです。Twitterのみんなの感情を調べて株価を予測するらしいです。みんなが上がると思った株が上がるわけなので、合理的と言えば合理的なシステムですね。