事務手数料ってどのくらいかかるものなの?
住宅ローンを利用するときに金利について熱心な人は多いようですが、それ以外の負担については無頓着な人が多いようです。
ここでは、住宅ローン利用につきものの事務手数料についてみていきましょう。
事務手数料とは?
住宅ローン利用時にかかる手数料。定額のものと定率のものとがある。固定資産税や火災保険料と並んで「住宅保有時に忘れ去られやすい3大コスト」と呼ばれる(私から)。他にも登記費用とかもあるけど。
住宅メーカーの人は「賃貸より安いですよ」っていう営業文句はそろそろやめてほしい。私がマンションを購入した際に営業マンが固定資産税を小声かつ早口でサラッと流したことを未だにハッキリと覚えている。「この人から買いたくねえ」って思った瞬間。
では、事務手数料を紹介していきます!
三菱東京UFJ
保障会社に32,400円
担保調査費用別途請求を負担する必要がある場合もある。
保証会社への振込手数料は負担する必要がある。
楽天銀行
変動金利 : 324,000円
長期固定(フラット): 融資額の1.08%
返済口座が楽天銀行以外の場合:1.404%
最低融資事務手数料 108,000円
新生銀行
安心パックW 162,000円
安心パック 108,000円
それ以外 54,000円
安心パック、安心パックWというのは新生銀行が提供する住宅ローン借入プラン。
安心パックには、コントロール返済と安心保障付団信がついてきます。安心パックWはそれプラス病児保育、家事代行・ハウスクリーニングがついてくる優れもの。
ソニー銀行
変動セレクト住宅ローン金利プラン : 2.16%
住宅ローン金利プラン : 43,200円
変動セレクトの方は金利を抑えたプラン。住宅ローン金利プランの方は手数料を抑えたプラン。
住信SBIネット銀行
2.16%
中央ろうきん
会員とその家族:10,800円
一般勤労者:32,400円
一応、以上です。(また、思いっきり高いところとか安いところがあったら追記します。でも、大体この水準。)
今回は敢えて、金利については触れていません。
どうやら、事務手数料ってネット銀行の方が高いようですね。
金利を下げる方がインパクトが強いって分かってらっしゃる。まあ、それに金利が低い方がトータルでみて支払額は抑えられるので。そのあたりをちょっと見ておきましょう。
0.1%金利が違うと総返済額はどの程度変わるのか。
3000万円の借入を1.6%で全期間固定で借入した場合の総返済額は3920万円。
1. 7%の3983万円。
その差63万円です。(35年間ボーナス返済なし)
同じ金額を借りるときの事務手数料はどのくらいになるのか。
3000万円の借入の事務手数料が2.16%のとき、手数料は、64万8千円。
上記で一番低い事務手数料が10,800円なので、その差637,200円
とまあ、事務手数料が高いところと低いところの差は、金利0.1%に匹敵します。
0.1%レベルで金利を比較する際には事務手数料は落とせない項目となりそうです。(借入額によって変わります。)
事務手数料のことが多少なりともわかったところで、以上!
写真はhttp://www.photo-ac.com/から。