D'ac

元銀行員。子育てられ中。

急げ乗り換え? 火災保険の料率アップ!!

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祖母宅の火災保険料が高すぎるので、どこかよそを検討してほしいと依頼がありました。と同時に火災保険の料率アップのニュース。これはちょっと急ぐ必要がありそうです。

 ということで今回は火災保険の値上げに伴って、乗り換えを急ぐべきなのか、その詳細をまとめておきましょう。

 

火災保険料率アップ?

今年2015年の10月から大手損害保険各社は火災保険料を一斉に引き上げます。
引き上げ幅は全国平均で2~4%になるとのこと。
台風被害の大きい地域(沖縄とか九州)なんかは、なんと3割も上がるとかなんとか。

 

ただ、緩和措置として築11年の建物であれば保険料が安くなるそう。祖母宅は、私が生まれたときからあったから関係ないね。築年数的に言うと辛いものがあるかも・・・。

 

ちなみに大手損保会社の上げ幅は以下の通り。
東京海上日動火災保険 3.5%
三井住友海上火災保険 4%
あいおい日生同和損保 3%
損害保険ジャパン日本興亜 2%
もちろん、築年や地域にも左右されるので、この数字が全部適用されるわけではない。参考にする程度。

 

火災保険料率アップの理由。

地震や台風などの被害が多く、保険会社の負担が増えたため。
確かに今の日本は自然災害がとても多い。それを考えると負担が増えるのは仕方ないのかも。

 

料率アップだけじゃない! 長期契約も不可能に!

料率アップと同じくらいインパクトのある変更です。10月からは10年超の長期契約が不可能になります。理由は、10年以上先のリスクを予測することが難しくなっているから。
現在は最長36年に申し込める。契約年数が長ければ長いほどお得に申し込める仕組みなので、最長10年に短縮されるのは痛い変更。

 

値上げへの対抗手段・乗り換え

「値上げに備えたい!」と考える人が取りうる唯一の対抗策はどうやら乗り換えのようです。
今のうちに(10月まで)36年契約に変更しておけば、今の料率でしかも長期の割引がついてくるということになる。
幸い、火災保険は携帯みたいに途中解約の違約金をガッポリとられるということもないそうで。

 

乗り換え注意点

乗り換えで注意したいのは、地震保険の有無入っていない人は関係ないのでスルーしてね。
地震保険は火災保険より先に料率アップしている。低い料率のときに地震保険つきで火災保険に入った人は、火災保険の乗り換えで低い料率の地震保険を手放す羽目になるかもしれないので注意が必要。乗り換えをする際には、地震保険の負担がどうなるかもチェックしてトータルコストを確認する必要がありそう。

 

ちなみに地震保険の料率がアップしたのは2014年7月。そのときに全国平均15.5%もアップしている。

 

まとめ

火災保険の料率が10月でアップすること、同時に長期契約が不可能になること(最長10年)。これを頭に入れて火災保険を選びたいところ。

 

でも、祖母宅はもう何十年も建物はもたないだろうなあ。
ちなみに祖母はもういません。祖父も10年以上前に亡くなりました。なのに、土地・建物の名義がまだ祖父・・・。まずは登記変更から、なんとかせねばなりません。

 

 写真はhttp://www.photo-ac.com/から。