D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

延滞率が高い職業について。

スポンサーリンク

私が銀行員だったころ、ある職業の人たちの延滞率が高かった。
その職業とはなんだろうか?

 

そう、それは公務員。他の銀行や金融機関に勤めている人間に尋ねても、やっぱり公務員の延滞率が高いらしい。学校の先生なんかも含めてね。

 

これはごく一部の限られた人たちの実感だし、限られた期間における現象かもしれない。でも、ちょっと公務員と、そして、金融機関の各員に注意喚起するつもりで書き記しておきたい。

 

公務員はお金にだらしない?

私は最初そう思った。もしくは、若いころって、公務員薄給だから若い人が延滞しちゃうのかな? とも。
でも、たぶんそんなことはない。公務員におけるお金にだらしない人種比率は、他の職業におけるそれと変わることはないだろう。

 

公務員だといっぱい借りることができる。

むしろ、こっちが原因なんだろう。
金融機関は融資をする際に、その人の返済負担比率なんてものをみる。その人の年収のうち、どれだけ返済に充てても大丈夫か。他の借入先はないか。

 

ところが公務員となると、その基準がいきなりアバウトになる。
公務員って、まあクビにはならないだろうし、安定した職業。離職率も他の職業よりは断然低い。それに、社会的な信用も高い。まず、踏み倒したりはしないだろう。

 

そういう認知バイアスがかかる。

 

「課長! これどうですかね。年収そんなに高くないけど、公務員なんですよね」
「公務員? なら大丈夫だろ。いっとけいっとけ。」

 

公務員は優良貸出先として、あちこちの金融機関がこぞって貸したがる。
だから、公務員は気をつけないと身の丈に合わない借入をしてしまいがち、というわけ。最終、退職金がガッポリ出るから、何とか返済しておけば大丈夫、みたいなところはある。

 

公務員が気を付けておきたいこと。

公務員に限らないけれど、お金を借りるときには、「借りられるか」ではなく「返せるか」をきちんと考えて借りるようにしよう。


金融機関によって基準は違うが、大体年収に占める返済金の額は30%~40%に抑える基準で金融機関はお金を貸し出す。これを返済負担率というわけだが、返済負担率が30%ということは、年収が500万円の人で、年間150万円まで返済に回せると判断されるということだ。

 

けど、本当に年間150万円も返済に回して大丈夫? いざというときに身動きとれなくならない?


「貸してくれてありがとう。ここの金融機関はいいところだ。」
確かに本当に首が回らないときなんかは、貸してくれる金融機関が神のように見えてしまうことは否定しない。けれど、金融機関はそれ自体の論理で動く。慈善事業ではないのだ。

 

だから資金計画はきちんとしておきたい。

 

以上。