D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

夫に送るFP2級復習講座5 <金融政策・財政政策>

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今回は、金融政策・財政政策です。

 

金融政策も財政政策も、ここ近年見ない日はないといっていいくらい紙面をにぎわしているので今更感がありありなのですが、簡単に簡潔にまとめていきましょう。

 

金融政策

日銀が物価安定のためにやるあれやこれや。
*ちなみに現在の日銀の物価上昇率の目標は2%です!

 

金融政策には公開市場操作と預金準備率操作、あとは基準割引率および基準貸出利率操作の3点があります。
以下で一つずつ説明していきます。

 

1・公開市場操作

簡単に言うと、日銀が国債やら手形やらを売り買いするやつのことです。
日銀が短期金融市場(銀行とかが参加する1年以内の資金貸し借りを行う市場です)で、国債や手形などを買いとることによって、銀行に資金を供給したり、逆に売ることによって、銀行から資金を吸収したりします。

 

今、日銀は量的金融緩和というやつで、市場から大量の国債を買い入れてますが、それによって銀行に資金を大量に供給しています。
銀行から債券を買いとることを買いオペと言います。

 

銀行に対して債券を売って、資金を吸収することを売りオペと言います。
日銀が銀行に対して債券を売るのが売りオペ。これ、日銀主体で考えます。ここ理解してないと混乱します。銀行から見たら、買い取っているから買いオペじゃない? とかって。
日銀が債券売ったら売りオペ。買ったら買いオペ。


ちなみに金利との関係でいくと、買いオペをすると世の中に出回るお金の量が増えるので、金利は下がります。今、金利が下がっているのは見ての通り。

売りオペをすると、お金の量が減るので金利は上がります。

 

ということで次に行きましょう!

 

2・預金準備率操作

銀行は日銀に預金の一定割合を預ける必要があります。
その割合のことを預金準備率といいます。


日銀が預金準備率を上げると、銀行はたくさんの預金を日銀に預ける必要が出てくる。
日銀が預金準備率を下げると、銀行は預ける預金を減らすことができる。
預金準備率の上げ下げを通じて日銀は市中に出回る資金量を調整できるというわけです。

 

預金準備率を上げると銀行は預ける預金を増やさないといけないから、金利はどうなるでしょうか?
逆に下げると金利はどうなるのでしょうか??
まあ、もうわかりますよね。(最後に解答あり)

 

3・基準割引率および基準貸出利率操作

基準割引率および基準貸出利率操作とは、日銀が民間の金融機関に資金を貸し出すための金利のことを指します。かつては公定歩合と言われていました。
今は、基準金利はほぼゼロ近傍にあり、日銀の政策目標は金利からマネタリーベースへと移っています。

 

いちおう、公定歩合と基準割引率および基準貸出利率操作の名称くらいは覚えておきたいところです。

 


こんな感じで金融政策のお話が長くなりましたが、次は財政政策にうつります。
とは言っても、そんな難しいことは訊かれないので。

 

財政政策

国や地方公共団体が行う政策。
公共投資やら、減税やら、この間いろいろ配布していたプレミアム商品券とかもその類です。
なんかかんか景気を刺激するために国や地方公共団体がいろいろやっているやつです。

 


ということで今回は以上です。
次はセーフティネットと関連法規です。
この調子でやっていくといつ終わるかわかりませんね。

 

 


*文章中に丸投げしていた問題の解答。
預金準備率を上げると金利は上がる。
預金準備率を下げると金利は下がる。