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元銀行員。子育てられ中。

銀行やらゆうちょやら信託銀行の金融商品まとめ(夫に送るFP2級講座12)

今回は銀行やゆうちょや信託銀行の金融商品を紹介していきます。
正直面白くないです。すいません。

 

まずは銀行の金融商品です。

 

普通預金

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 いつまででも。
金利   変動
利払い  なし。あ、違った半年ごとに元金に組み入れられます。少なすぎてないのかと…。
中途換金 お好きにどうぞ。

 

大抵の人におなじみの普通預金。
ちなみに次になじみがある総合口座というやつは、この普通預金と定期預金と公共債(国債、地方債)がまとめられたもの。総合口座では定期預金や公共債残高を担保として融資を受けることも可能。
ただ貸出金利は定期預金の金利プラス0.5%なので、この融資を長い間使っていたら定期預金している意味がないので、解約して使うほうがいい。あくまで短期的利用に限る。(融資限度額200万。定期預金の90%)

 

貯蓄預金

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 好きなだけ
金利   変動
利払い  な…、じゃなくて、半年ごとに元金に組み入れられます。
中途換金 好きなように。
特徴:残高が基準を上回れば金利は普通預金より大。下回れば金利は普通預金より小。
給与の受け取りとか公共料金の自動引き落としとかで利用できない。
正直、今日ここで書くまで存在を忘れていた。
銀行時代も正直取り扱ったことがないし、この商品は一体だれがなんのために利用していて存在するのかいまいちわからない。これを試験に取り上げるとしたら、その人は一体なんのためにそれを受験生に問うのか問い詰めたいと思う。

 

定期性預金は以下のようなものがあります。

スーパー定期

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 1か月以上10年以内が一般的
金利   固定金利
     3年未満・・・単利
     3年以上・・・単利と半年複利選択可能
利払い  預入期間が2年以上の単利型は中間利払いあり。
     半年複利型は満期一括払い
中途換金 中途解約利率になるけれど解約可能。

 

大口定期預金

預入金額 1000万円以上1円単位
預入期間 1か月以上10年以内が一般的
金利   固定金利。単利型。
利払い  預入期間が2年以上は中間利払いあり。
中途換金 中途解約利率になるけれど解約可能。

 

期日指定定期預金

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 1年以上3年以内が普通。
金利   固定。1年複利。
利払い  満期一括払い。
中途換金 預けてから1年据え置けば、1か月以上前に期日を指定することで解約可能。

 

変動金利定期預金。

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 1年以上3年以内が普通。
金利   変動。金利は半年ごと見直し。
     3年未満・・・単利
     3年以上・・・単利と半年複利選択可能
利払い  単利は6か月ごとに中間利払いあり。
     半年複利型は満期一括払い
中途換金 中途解約利率になるけれど解約可能。

 

次はゆうちょ銀行の金融商品。

 

通常貯金

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 いつまででも。
金利   変動
利払い  なし。あ、あった。3月末日と9月末日に元金組み入れ。
中途換金 お好きにどうぞ。

 

ゆうちょにも総合口座があります。
ゆうちょの総合口座では、通常貯金と定期性貯金や国債がまとめられたものとなります。
こちらも自動融資機能がついていて、定期性貯金の90%まで、最大300万円まで借りられます。
融資利率は定額貯金の場合、返済時の金利プラス0.25%
定期貯金の場合、預入時の金利プラス0.5%

 

通常貯蓄貯金

預入金額 1円以上1円単位
預入期間 好きなだけ
金利   変動
利払い  な…、じゃなくて、3月末日と9月末日に元金組み入れ。
中途換金 好きなように。
特徴:残高が基準(10万円)を上回れば金利は通常貯金より大。下回れば金利は通常貯金より小。
給与の受け取りとか公共料金の自動引き落としとかで利用できない。
ゆうちょ銀行の事情はしらないけれど、実際使っている人がいるのか謎な商品。

 

 

さて、次はゆうちょの定期性貯金ですが、ここでちょっと問題。

 

銀行の預金とゆうちょの貯金の大きな違い、みなさん気づいていますか?

 


そう! ここでも言っちゃったんですけど、銀行は金だけれど、ゆうちょは金なんですね。
まあ、正直どっちでもいいんですが、そしてどうでもいいんですが、銀行に貯金はできないし、ゆうちょに預金はできないわけです!
「貯金ある?」って訊かれて「いや、ないよ。(預金ならあるけど)」なんて返答をしたこともありますけど、実際には預金もない、とかそんな話はどうでもいいですね。はい。

 

ちなみに預金と貯金では万一のときの保険制度が違います。
預金は預金保険制度が、貯金は貯金保険制度が万一の時に機能します。
ゆうちょは貯金とか言いながら、民営化のときに預金保険機構に移管しているので、預金保険制度で守られることになるのですが、どっちにしても、今のところ1000万までしか貯金できないので関係ないところです。農協などにお金を預けている場合には、引き続き貯金保険制度の下、貯金が守られることになります。

 

そして、結構熱く語ったけど、FPの試験には関係ありません。この話題。
ということで次いきます。

 

ゆうちょの定期性貯金

定額貯金

預入金額 1000円以上1000円単位
預入期間 6か月以降自由満期。最長10年。
金利   固定。半年複利。
     預けた期間に応じた金利が預入時さかのぼって適用。
利払い  満期一括払い
中途換金 6か月据置のうえ、解約可能。

 

定期貯金

預入金額 1000円以上1000円単位
預入期間 1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年。
金利   固定
     3年未満・・・単利
     3年以上・・・半年複利のみ
利払い  2年物は中間利払あり
     それ以外は満期一括。
中途換金 中途解約利率のうえ、いつでも解約可能。


ということでゆうちょはおしまい。
最後は信託銀行の商品で締めます。

 

ヒット

預入金額 10万円以上1万円単位
預入期間 1か月以上。
金利   変動金利(実績払い)
利払い  半年複利または半年払い
中途換金 1か月据置のうえ、解約可能。
金利が実績払いというのは、信託銀行の特性にあります。
信託銀行とは、その名の通り、財産を信じて託す銀行。
預かった財産を運用して利益を配当するというわけです。
だから、実績払い。でも実績払いと言いつつも、予定通りの(予定配当率)通りの利息が支払われます。
信託銀行商品は預金保険制度の保護はなく、元本補てんの契約はありません。
ちなみに、新規の取り扱いは停止されているのに、なぜかFPの試験には出てきます。
まあ、現時点のお客さんの資産構成を把握するのには一応必要な知識・・・なのかもしれませぬ。

 

さてさて、一生懸命書きましたが、実際はここの分野、FPの出題項目の中では一番苦手です。
面白くないし・・・。余裕がある人はしっかり覚えておきましょう。

 

ということで以上。
次回は楽しいといいな。