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元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

長期固定金利の住宅ローン金利が上昇する?強まる銀行の規制

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昨日は長期金利が一時的に0.25%をつけ約11か月ぶりの低水準となりました。

年明けから大荒れの株式相場と同時に、リスクオフの動きが強まり、世界的に低金利が進んでいます。
この低金利の流れでいくと、しばらく長期金利は現在の低水準を続け、今年も変動金利での借り入れが勝ち・・・となりそうなものですが、ここにきて銀行の長期固定借入に関していえば不穏な空気が流れています。

 

 

銀行の金利リスク監督が厳しくなる?

金融庁は金利上昇によって損失が生じかねないとして銀行に対して、「金利リスク」を厳しく点検する新たな枠組みを検討するとのこと。
利用者からしてみると、長期固定金利の借入は金利上昇面でも安心して利用できるとあってありがたい仕組みですが、銀行サイドからすると、金利上昇面では損失が膨らみやすい商品設計となっています。

金融庁の金利リスク点検が厳しくなれば、銀行は長期固定の住宅ローン借入を勧めにくくなる、もしくは長期固定の住宅ローン金利を高くするなどして、リスクを減らす必要がでてきます。

今年も金利が低そうだからといって変動金利の借入をしていると、いざ固定金利に借り換えようとしたときに、今のように低い水準で長期固定を選ぶことが難しくなっているかもしれません。

 

 

とは言っても。

とは言っても、銀行の「金利リスク」監督強化の話は今に始まったことではありません。
去年も同じようなことを言っていたような。
そして、実際銀行の現場では、長期固定よりも変動を勧める傾向は既に強まっています。規制の有無にかかわらず、長期の住宅ローン貸出は銀行のリスクを高める、とい認識は共有されているからです。
フラット以外の長期固定はそれなりに金利も高いですしね。

 

住宅投資は景気を下支えする大きな要素なので、政府・金融庁も住宅投資を冷え込ませるような強気な態度に出ることは難しいものと考えられます。

 

今後のプランとしては?

日銀が国債を買っている以上は、国債市場の需給要因もあるため、しばらくは現在の低金利が続くことでしょう。
ただ、今後の情勢としては、その動向がいつまで続くかは心もとないため、長期の固定であっても低金利で借り入れができる今のうちに長期の債務の金利を固定しておくというのは有効な戦略であることは間違いないでしょう。

 

以上。