2016年4月はついに住宅ローン金利反転? 今後の金利情勢は不透明に?
2016年4月、大手行は住宅ローン金利を軒並み引き上げました。
ということで、以下10年固定の4月分金利。最優遇のものです。
三菱東京UFJ銀行 0.9%(0.1%上昇)
三井住友銀行 0.9%(0.1%上昇)
みずほ銀行 0.85%(0.05%上昇)
りそな銀行 0.85%(0.05%上昇)
三井住友信託銀行 0.55%(0.05%上昇)
三井住友銀行 0.9%(0.1%上昇)
みずほ銀行 0.85%(0.05%上昇)
りそな銀行 0.85%(0.05%上昇)
三井住友信託銀行 0.55%(0.05%上昇)
今年の2月には日銀がマイナス金利を導入。それをうけて、住宅ローン金利の指標となる長期金利は大幅に下落し、マイナス域に。そのため、先月3月には大手行は軒並み住宅ローン金利を引き下げていたのですが、今回4月には、やや調整に入ることとなりました。
金利は今後上昇基調にはいるのか?
今月4月は金利引き上げとなりましたが、今後そのまま金利は上昇していくことになるのでしょうか。住宅ローン金利(長期固定)は、長期金利(10年物国債利回り)をもとに決定されます。その長期金利を見る限りでは、しばらくは反転の芽は見えず、金利は低い水準を推移することになりそうです。
ただ、住宅ローン金利は純粋に長期金利だけで決定されるものではありません。
金融機関の経営コストなど、企業としての金融機関の経営判断によるものも大きいところ、「低金利競争、収益きついから、やめーた」となれば、一気にある程度の水準まで跳ね上がる可能性は否定できないからです。
金融機関の経営コストなど、企業としての金融機関の経営判断によるものも大きいところ、「低金利競争、収益きついから、やめーた」となれば、一気にある程度の水準まで跳ね上がる可能性は否定できないからです。
2016年3月の住宅ローン金利は軒並み過去最低水準を更新しましたが、日銀のマイナス金利政策発表以外にも年度末であり、競争が激化するシーズンでもあったため、想定以上の低金利設定が成ったものともいえるところ。また、各行は、優遇幅の拡張という形で金利引き下げに動いているため、優遇期間の終了時には、高金利、もしくは、借り換えを視野に入れないといけないことも頭に入れておきたいところです。
ちなみにフラット35は1.19%(21年~35年)となり、先月から0.06%金利引き下げとなりました。こちらは経営判断がないので、長期金利の低下をそのまま反映した結果となります。
メガバンクが金利引き上げをしたいと思ったとしても、フラット35の存在が重しとなって、金利引き上げ余地はあまりないとも判断できそうです。
メガバンクが金利引き上げをしたいと思ったとしても、フラット35の存在が重しとなって、金利引き上げ余地はあまりないとも判断できそうです。
借り換えをするべきなのか?
ブログを開設して以来、毎月のように「借り換えのベストチャンス!」とか言ってますが、引き続き借り換えには良い時期なのではないでしょうか。特にフラット35ですね。35年間の借入が1.19%というのは破格の金利設定です。
今までであれば「変動でいい」と思っていた人でも、これを機にライフプランと照らし合わせて、35年固定にしてもいいのではないでしょうか。
借り換えの基準は
・金利差1%以上。
・残高1000万円以上。
・残存年数10年以上。
です。
・金利差1%以上。
・残高1000万円以上。
・残存年数10年以上。
です。
当てはまる人は検討してみましょう。
以上。