D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

ライターなら情報は一次ソースから取ってこようね

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ちょっとこの間、とあるライターさんの文章を読む機会がありまして。


人の文章力を評価できる能力は私にはございませんので、そのへんは、「この文字、間違っているよ」くらいなお話で、あとは、事実関係ですね。ここの数字が間違っているよ、とかそういうお話をしてきました。

そこで、ちょっと気づいたこと。
タイトルで言っているのですが、情報は一次ソースから持ってこようね、ってことです。

その文章では、新聞に書いてあったことをそのまま抜き出していたようなのですが、ちょっとした間違いが見られました。新聞が間違うことは、そんなにはないのですが、誤字脱字程度なら珍しくはないですし、間違いじゃないにしても、「新聞で見たので」というよりは、「~社発表によると」のほうが、情報への距離が近くていいと思いませんか?

新聞には独自取材した記事ももちろんありますが、中には一次ソースをちょっといじっただけのものもたくさんあります。毎月の住宅ローン金利の記事なんかもそういった類のものです。決算発表とかもそうですね。そういったものを再度記事にする場合に、新聞をソースにそのまま記事を書くとどんどん一時ソースとの距離が開いていきます。

「新聞は絶対間違っていないし、新聞が間違っている場合には私が間違えるのも仕方ない!」くらいの開き直りと信仰があれば、いいのかもしれませんが、気持ちの問題としてですね、「この情報はどこから来ているんだろうか。正しいのだろうか」って疑う癖はつけておいた方がいいのではないでしょうか。

たとえば、日銀の金融政策決定会合の後の黒田日銀総裁会見は、新聞である程度重要コメントを抜き出して編集・解釈されます。(全文も載っていますが)その場合に、新聞が編集・解釈したものを鵜のみにせず、まずは原文の全文にあたってみること。自分でその文章を咀嚼すること。そういった努力なしでは、単なる新聞の劣化コピーがネットに増殖していくだけになるだけです。

ということでライターをするなら、情報はどこが一次ソースなのかを確認するということと、それを自分の頭で咀嚼してみるのを習慣付けておこう、というお話でした。

ま、私もブログでは、そこまで厳格にやっているかと訊かれると実は気分に依るのですが、数字はきちんと一次ソースから取ってくるようにしています。だから、間違いは私の間違いで、新聞の間違いではないんですね。はい。誤字脱字、読み間違え、本当に気をつけたいところです。

以上。