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D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

それって法律違反じゃない? 投資を預金と誤認させるような文章を金融機関がHPに載せている件について。

マネー
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今朝アップした記事「貯金ってなに?」の中で、

 

ちなみに、とある銀行が、「貯金とは何か」的な話の中で、毎月NISAで積立しましょうね。っていうような話を展開していて、ちょっとびっくりしました。「節子、それ貯金やない。投資や。」

 

と書いていたところ、現銀行員の方から、「それ、法律違反でしょ?」と指摘されました。


そう。私はすっかり忘れていたのですが、銀行では、投資と預金を誤認させるような勧誘は法律で禁止されていて、当然のことながら、預金窓口と投信などの投資の窓口は別。預金窓口に来た人に投資勧誘をするときは、投資窓口へ移動する必要があり、投資のリスク性、預金とは別物であることをきちんと説明して勧誘する義務があるのです。

 

金融庁HPでも、このように記載があります。

b.特に、銀行の場合、預金等との誤認を防止することが重要であり、そのための十分な措置を講じているか。

http://www.fsa.go.jp/common/law/guide/city/03c1.html

 

それを前提に、さきほどの銀行の記事を読みに行くと、ちょっと微妙じゃないかな、って。

その文章っていうのが、こんな感じ。

 それでは貯金や積み立てが初めての方に初心者でもお試しできる少額積立のご紹介をしましょう。

 貯金…といっても銀行へ少しずつ預けて貯めていく、という時代は終わりつつあります。今は少額から始められる投資信託、NISAが大変人気です。皆さまはNISAをご存じですか?2014年1月からNISA(ニーサ)=少額投資非課税制度がスタートしました!NISAはもちろんのこと、投資信託についてもよくわからない、そんな初心者のあなたにすぐにわかる簡単な説明をしましょう。

 まず、信託とは文字通り信じて託すこと。信じる相手はプロの投資の専門家です。そして託すものはあなたが積み立てしようと思うお金になります。投資の専門家の方々は多くの皆さまから少しずつ集めたお金で色々な商品に投資をします。ですので一人当たりの投資額が少なくても大きなお金として色々な商品に分散投資ができるわけです。一つのものに投資するのは効率よくありませんし、リスクが伴ってしまいます。

 NISAとは上場株式や投資信託などの利益や配当金を一定額非課税にする制度です。本来であれば税金がかかるものですが、貯蓄から投資への切り替え促進のために税金をかけないという制度なのです。年間投資金額100万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金(分配金)が非課税となりますので、とってもお得感がありますよね。

 

この文章の前には貯金の話しか出ていないし、「お。なんか唐突に勧誘し始めた」って印象。

「それでは貯金や積み立てが初めての方に初心者でもお試しできる少額積立のご紹介をしましょう。」


これって、ちょっと誤解しそうじゃない? 

 

もちろん、これだけで投資を行えるわけじゃないし、実際に投資をする際には、預金とは違うよ、といった書面交付なんかもあるんでしょうが、ちょっとお粗末な印象。
個人のブログじゃないんだし、こういった勘違いが生じるような記事を掲載するのはいかがなものなのでしょうか。その辺の見解を知りたいなと思い、連絡しようかと思ったのですが、メール問い合わせフォームがないので断念。

 

どうなんでしょうね。きちんと契約前に説明すればセーフってことなのかな? 以前、アフィリエイト記事の作成の仕事をしていた時も、そういった誤解が生じるような文章は禁止ってされていたから、ダメな気もするんだけど。

 

以上。

 

一応魚拓とってみた。興味ある人はどうぞ

【魚拓】貯金できない人とできる人、その違いとは?:常陽銀行

下の方でリスクは説明してあるから、大丈夫ってこと?