D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

2016年10月住宅ローン金利は据え置き! 日銀はいつになったら動くのか。

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先日行われた日銀による金融総括によると、住宅ローン金利の基準となる長期金利は今後0%を目標に誘導されることになりました。
さてさて、それをうけて10月の住宅ローン金利はどうなったのか。ちょっと見ていきましょう。

 

10年固定最優遇
三菱東京UFJ銀行 0.60%(据置)
みずほ銀行     0.70%(据置)
三井住友信託銀行  0.45%(据置)

とまあ、据置としたところが多いようです。

 


思うように動かぬ金利。

最初にお伝えしたとおり、今後長期金利は0%を目標に誘導されると決定されました。今年2月のマイナス金利導入以降、マイナス圏で推移していた長期金利からすると0%目標は上昇目標。けれども、日銀の目標発表とは逆に長期金利は最近また低下。そして、マイナス0.1%をうかがう水準にまで落ち込んでいます。

金利を上昇させるといったのにどうして低下しているのか。それは、簡単にいうと、市場関係者が日銀の本気度、と言いますか、やり方を見極めようと試しているから、といえるでしょう。

長期金利の誘導は難しい、なぜならそれは様々な市場関係者の思惑が働いて形成される数字だから。その常識をどのように覆すのか。国債購入額の減額などで対処するとみられているけれど、副作用なしにそれが実現できるのか。0%が目標と言っても、まったくマイナス圏を許さないというわけでもないので、どの程度の低下なら許されるのか。
まあ、そんな諸々を試すべく、金利は引き続き低下している、というわけです。

 

今後の金利動向。

この間は、「今後長期金利は0%に誘導されるから、金利は今より上がっちゃうけど、そんなには上がらないよ☆」なんて、素朴なことを書いてしまいましてスイマセン…。
やっぱり、長期金利の誘導は難しい。それを頭に入れておかなければいけません。
それを前提に、現在の日銀としての長期金利誘導目標は0%であるということ。今後、どの水準まで金利が下がったら日銀が動き始めるのかということ(そこで許容される下限金利が見えてくると思います。)。
そのあたりのことを見ていく必要があるのではないでしょうか。

 

今後の住宅ローン戦略。

住宅ローンについては私のブログでは、常々、「長期的な金利動向は頭に入れつつも、基本的にはライフプランを重視して決定しましょう」とお伝えしています。それについては今まで通りです。
金利は8月に過去最低をつけて以降、多少は上昇していますが、それでもなお、過去最低水準です。現在の金利環境であれば、多少の上下変動は関係なく、借り入れ時期としてはチャンスということができるでしょう。
また、借り換えも金利が高い時期に借りているような人は再度過去最低水準をうかがうよりは、早めに動いた方が金利節約メリットが大きいのではないでしょうか。

ということで、以上です。