D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

2016年12月住宅ローン金利は戦略的に据置多し? 今後の金利動向。

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2016年12月
トランプ次期大統領で市場が盛り上がる中、長期金利も上昇中。
住宅ローンも当然金利引き上げなるか? と予測されていたのですが、12月という季節的な要因で、今回は据え置きの決定としたところも多く見受けられます。

 
10年固定最優遇
三菱東京UFJ銀行 0.60%(据置)
みずほ銀行     0.80%(0.1%引き上げ)
三井住友信託銀行  0.45%(据置)

 

長期金利は上昇中。

今回は住宅ローン金利据え置きとしたところも多かったのですが、住宅ローン金利の基準となる長期金利は上昇中です。今後は各社戦略もあるでしょうが、住宅ローン金利もじわじわと上昇していくことが予想されます。

 

今後の金利動向。

現在、長期金利はプラス圏。
財政支出拡大と法人減税を掲げるトランプ大統領のもとで、アメリカの長期金利は今後も上昇を続けそうです。また、アメリカは年内に再度利上げを予定していることも見落とせません。
アメリカの長期金利が上昇すれば、当然のことながら、日本の金利にも上昇圧力がかかります。

現在のところ、日銀は日本の長期金利を0%近傍にコントロールするとの目標を掲げています。このコントロールがうまく機能すれば、アメリカの金利上昇の如何に関係なく、2017年の住宅ローン金利は現在の金利水準(よりちょっと上くらい)で安定して推移することも期待できそうですが、問題点が二つ。日銀のコントロールがそもそもうまく働くか、ということ。トランプ相場の波に呑まれる可能性もあります。もう一つは、アメリカの金利が上昇しているのに、日本の金利を低下させることは、日米の金利差を拡大させ、円安を進めます。ドル高を嫌うトランプ次期大統領が、日米金利差を拡大させる日本の手法を為替操作として、外交上の問題として攻撃してくることも予想されます。
今後、アメリカの金利がどれほど上昇するのかは、まだまだ不透明ですが、日銀の0%へのコントロールを鵜のみにしていると、痛い目に合うかもしれません。


2016年12月の各社住宅ローン金利は、季節的な戦略要因で市場の水準よりは低く据え置かれていることは頭にいれておきましょう。長期金利水準が現在のものより上昇しなくても、2017年1月には住宅ローン金利が上昇する可能性は高いです。

 

再度低下する可能性はあるか?

さてさて、2017年の住宅ローン金利ですが、再度低下する可能性はあるのでしょうか?
もちろん、可能性としてはゼロではありません。


そもそも、トランプ氏が政権を握ることが決定した場合の大方の予想は、"長期金利の低下"でした。
世界的な不確定要素が増えることによって、世界的に金利が沈みこむことが予測されていたのですね。
今現在、トランプ氏への評価・期待が高まり、株価・金利ともに沸騰しているわけなのですが、実際にトランプ氏が政権に就いたとき、その評価が覆る可能性もあります。
その場合には、市場は今とまったく逆方向で政権を迎える可能性もあるということです。


ただ、その場合も、日銀の目標は"0%"。あまりにも低い金利は、金融機関の収益を冷え込ませ、預金者の懐具合を痛ませるからです。
とすれば、今後は、どちらに金利が動こうが、日銀のコントロールを信じうる限りにおいて、住宅ローン金利は今現在の水準から大幅にどちらかに動くということはない、と考えてもいいのかもしれません。

 

どちらにしても金利は低い。

ここ1年ほど(正確には2月以降)、マイナス金利における住宅ローンということで、10年固定の金利が1%を切る水準で推移してきました。
それで、感覚的にちょっと麻痺しているのですが、10年固定が1%割れって、本当に「一体どうなっているのか…」といった水準です。
今、多少金利が上がったとかなんとか騒いだところで、それでも1%割れ。十分低い。かなり低い。


金利水準が今のものであるのであれば、もう、毎月の金利をつぶさに追う必要はないのかな、という気すらしてきます。
金利よりも、物件価格だったり、事務手数料や保証料など、その他の費用についてしっかりと見ていくことのほうが大事かもしれません。

 

まとめ

今後の金利動向。
・トランプ大統領で金利上昇。→日銀の0%コントロールの抑えあり。(有効に働くかは不明)
・トランプ大統領で金利下落。→同上。
どちらにしても低いので、住宅ローン借り入れを金利面だけで判断するのであれば、絶好の借り時です。

 

 

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