D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

DCで投信とか買わなくっても、もう定期預金でよくない?

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先日、金融機関の営業マンから、タイトルのことを言われました。
最近、出先でDC(確定拠出年金、またの名をiDeCo)を勧めているそうなのですが、お客さんに対して以上のことを思うそうです。
そして、そのように営業をかけてもいいものか? という話でした。

 

その営業マンが思っていることというのは、つまり、DCのメリットは節税にあるのだから、そこで無用のリスクをとる必要はないんじゃないかな、ということのようです。

 

それについての回答。

 

「もし、その人(お客さん)が沢山資産を持っている人であれば、DCであえてリスクを取る必要はないかなって思うよ。DCの枠内でいうと、商品数が限られていたり、手数料が微妙に高かったり、金融機関を変更したいなって思ったときの手間とかもあるもんね。
でも、そのお客さんが、そんなに資産を持っていなくて、『一部はリスク性資産で運用したい』っていうなら、DCでやるのはおすすめじゃないかな? だって、DCは60歳まで解約できないけれど、"運用は長期でみないといけない"という基本に返るなら、うってつけの仕組みだと思うから。逆に、DCを定期にして、手持ち資産を投信とかにしたら、いざというときにお金が必要になったときに困るよね。手元の運用商品は値下がりしているかもしれない。そしたら、売れない。運用損が出ない定期預金はDCの中だったら、使えない。そういう時に困るから。限られた資産の中で運用商品を組み込みたいんだったら、DCの中に組み込んだほうがいいんじゃないかな」

 

と大体以上のようなことを伝えました。

 

あとは
「でも、もし、そのお客さんが50歳すぎだったら、DCは純粋に節税策として使うこととして、定期預金だけで運用したほうがいいと思うけど…」
ということを付け加えました。


投信や株はインフレに強い商品。
デフレに慣れ切った私たちとしては、「まあ、預金でいいんじゃない?」と言ってみたくなることはあれど、一部を投信や株などで運用することによってリスク分散が測れるのであれば、しておくに越したことはないでしょう。
その場合、手元資金は比較的流動性の高い(すぐに使える)定期預金などで持っておくほうが、いざというときに安心です。DCは、60歳になるまで出せないので、そこで定期預金、手元に投信、だと万一のときに困ったことになるかもしれません。

 

とはいえ、「まったく投資なんてしたことないし、そういうのしたくない!」 という人に投信などのリスク性商品を勧めるのはやめましょう。そういう人に勧めた場合に最終責任が取れないからです。


ということで以上のことを簡単にまとめます。

DCは定期預金! が好ましい人。

・資産がいっぱいあるので、DC外で手数料が低い投信、株、債券などを持っている人。(あえて、選択肢の少ないDC内投信を選択する必要ない。節税メリットだけ受けとけ。)
・「投信なにそれ? おいしいの?」
(ぼちぼち勉強してから、ごゆっくりどうぞ。)

 

DCは投資信託で! が好ましい人。

・全資産内である程度リスク性商品を持ちたい! でも、資産は限られている。
(手元には、流動性が高い預金などの資産をおいて、出せないDC内で長期運用しましょう。)

 

ということで以上です。