D'ac

元銀行員。子育てられ中。

夫が小さい。

「宝くじなんて当たらないよ!」

 

ってあれだけ言ったのに。

 

「買うなら一枚だけにしとき!」

 

ってあれだけ言ったのに。

夫は10枚セットで買ってきました。(3000円)

今の家計のどこにそんな余裕があるというのか。

 

そして、明日は当選発表ですね。
当選を目前にして(既に当たるつもり)、夫の夢は膨らむばかりなり。

 

「宝くじ当たったら何したいの?」
「スーパーマリオラン買う」
「ちっさ!」

 

「プレステ4買う!」
「ちっさ!」

 

とても10億当たる予定の男とは思えません。

 

「10億当たると人生変わるかもしれんやろ? 不安やわ…」
「…。」
「普通の生活を続けるぞ!」
「…。」

 

それで、あれ、思い出しましてね。

私「自分が成りたいものに『なりたい』って願ったら『そうなりたい自分』にしかなれないっていうしね。」
夫「えっと、引き寄せの法則」
私「そうそう。『なりたい』じゃなくて、『そうなっている』って思うのが大事なんでしょ?」
夫「そうそう。だから、宝くじはもう当たってるんだよ。」
私「じゃあ、私はもうAI技術者だね!」
夫「…。自分がちょっと馬鹿なこと言っている気がしてきた…。」

 

って失礼じゃないですか?
宝くじが10億当たるよりかは私がAI技術者になっている確率の方が絶対高いのに!!

 

ということで夫の購入した宝くじ。
確率の本に挟んでやりました。

 

ま、読まないだろうけどね。
競馬とか宝くじとかやっている人は一回くらい読んでみると面白いかも。

確率のはなし―基礎・応用・娯楽 (Best selected business books)

確率のはなし―基礎・応用・娯楽 (Best selected business books)

 

 

宝くじが当たる確率と買ったその日に交通事故に遭う確率が同じとかなんとかとも聞きます。
あーでも、交通事故に遭うかもしれない…とわりかし毎日心配している私と夫は似たもの夫婦かもしれません。ベクトルが真逆ですが。

 

とはいえ、3000円でこれだけ妄想たくましく、幸せな様子の夫を見れば、宝くじもまったくのムダ金ではないかもしれません。宝くじの払い込み金の4割は公共事業に使われるわけですから、多少なりとも社会貢献はしています。

 

でも、できれば、次からは1枚程度にしてほしいものです。

 

以上。

 

追記)引き寄せの法則を使うためには仕事もやめとくべきだったんじゃない? というと「それだー!」って言ってました。
いやー。宝くじ当たって仕事やめるなんて、完全にくじ当たって不幸になるパターンやないですか…。