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D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

てんかん猫とイーケプラ。

雑記
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今朝、夢の中でP子が生き返りました。

 「そんなこともあるもんなんだなあ…」なんて思って、「良かった良かった」と思っていたところ、目が覚めまして。
「現実には死んだ者は還ってこない」ということに気づくまで暫く時間がかかりました。

要するに寝ぼけていたということなのですが…。

 

写真をみると、心臓を鷲掴みにされたような苦しさに襲われ、涙が出ます。

 

さて、とは言っても、ブログでいつまでもグチグチ書いているわけにもいかないので、今回はP子の治療に使った薬についてまとめておきます。

 

タイトルには「てんかん猫」と「イーケプラ」という単語を使用していますが、実際のところ、P子がてんかんであった可能性は薄く、先天性の脳奇形があったものとされています。
そして、その治療に関してはイーケプラは全くと言っていいほど効果はなかったので、てんかん猫の治療法としてイーケプラがどのくらい有効なのかしら? なんて思っている人の役に立つ記事ではないかもしれません。すいません。

 

イーケプラについて。

人間のてんかん治療においては結構有効な薬…らしいです。
猫の治療においては、日本では第一選択薬となることは少ないようです。
ただ、諸外国の事例においては第一に選択されることは日本ほど稀ではないよう。

 

というのはイーケプラは副作用がほとんど問題ないとされるからです。猫のてんかん治療において、よく使用されるフェノバールは使用において、肝臓への影響が軽視できないものとされており、定期的に血液検査を行い、肝臓の数値を追う必要があるのですが、イーケプラの使用においては肝臓・腎臓への影響はなく、血液検査を行う必要がない。要するに、定期的な採血によるストレスもなく、血液検査を行うことによる経済的負担もない最も望ましい治療薬…ということになりそうです。

 

うちのP子もイーケプラが効けば一番理想的でした…。
ついで言うと、フェノバールなどの向精神薬とは違い、イーケプラは個人輸入も可能とあれば、イーケプラでうまくいけば、病院に行かずとも、てんかんを抑えて普通の生活が…という夢を見ていました。
P子についてはてんかんではなく、脳奇形であったとされるので、イーケプラは当然のごとく効かなかったのですが、普通のてんかん猫に対しても、イーケプラの効果があるかどうかは…調べる限りにおいて、現時点では、あまりポジティブな話は見ていません。第一選択薬として採用することが多い諸外国においても、フェノバールのような肝臓への負担が大きい薬を減薬するための補助的な薬として採用する…といった意見が多いように見受けられます。

 

イーケプラの副作用。

イーケプラは肝臓への負担がなく…といった話を上でしましたが、見逃せない副作用がありました。
それは「食欲減退」です。
多少デブ猫ちゃんであれば、多少(…)の食欲減退であれば、許容できるかもしれませんが、うちのP子はまだ子猫で、理想的な体重増加に程遠い状態。とあれば、食欲減退という副作用はちょっと看過できないものでした。それでも、効果があれば…というところではあったのですが、効果もなかったので、副作用のことも考えて、一週間未満の使用で切り上げることになりました。

 

そのほかの猫へのてんかん治療薬。

P子は他にフェノバール、ゾニサミド、ジアゼパム、ステロイドを使用しました。
通常のてんかん、つまり形状異常があるものではなく、脳の電気信号の異常によるてんかん、であれば、大体フェノバールとゾニサミドで抑えられる…そうです。この二点で月1回以内の発作に抑え込むことができ、通常生活が可能になるとのこと。
ゾニサミドは猫に言わせたら(言わないけど)「クッソ、不味い」らしく、飲ますのが大変です。混ぜ込んでもなかなか食べてくれません。
フェノバールは肝臓への副作用+食欲増進があり、ゾニサミドよりちょっと使いにくいのですが、味については中立なようで、猫缶に混ぜ込めば食べさすのに苦労はありませんでした。
ただ、P子に関しては譫妄という副作用が出現。フェノバールを飲んだ後は興奮状態になっていました。別に噛んだりするわけではなかったけれど…。ちょっとご近所迷惑だったかもしれん…。

 

ジアゼパムに関しては、猫に対して肝臓への影響が大きすぎるということで、最終手段としての使用となりましたが、結局、ジアゼパムでも抑えきることができなくなりました。

 

ちなみにてんかんには、タウリンが効くとか、食事療法が効くとか色々言われていまして。
P子は結局てんかんではなかったので、タウリンも食事療法も効かなかったのですが、てんかん猫と暮らされている方は、主治医と相談のうえ試してもいいかもしれません。
食事療法については、人間のてんかん療法と同じで低ケトン療法というやつを試しました。

猫はもともと肉食なので、割と導入しやすいと思います。ただ、本当に手作り食だけだと栄養バランスが心配なので、退院サポートという完全肉食な猫缶と並行して行いました。まあ、やっぱり、主治医に相談ください。

 

 美味しいらしい…。ツナ缶と同じ香りがします…。

 

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 これは私が使っているタウリン…。飼い主の健康維持にも…。

 


そんな感じで、P子は色々試してはみたものの、どれも効果なく、先日お伝えしたとおり、先週虹の橋を渡ることになりました。

 

普通の(電気信号の異常と言われる)てんかんであれば、今でも一緒にいたハズです。
最初、病院で「(肝臓でも心臓でもなく)てんかんですね」と医師に伝えられたときの安堵した気持ちを昨日のことのように思い出します。
「そうか。てんかんか。なら、10年は一緒にはいられるよね」
そう思ったものです。

 

薬の副作用が問題にならず、安全な飼育環境を整備できたら、てんかんであれば、10年以上一緒にいれたハズ。

 

愛猫がてんかんと診断された方はあきらめず治療してほしいと思います。
普通のてんかんであれば、普通の暮らしに戻れるからです。

 

ということでまとめ。

イーケプラ…効くと一番うれしい。楽。でも、猫には食欲減退という副作用の可能性高し。
ゾニサミド…まずいので、飲ますのが面倒。
フェノバール…肝臓の定期的なチェックが必要。食欲増進効果あり。
ジアゼパム…肝臓に致命的な影響を与えることも。あまり推奨されない。マメな肝臓検査が必要。


タウリン…てんかんに効く? 素人民間療法的な感じかもしれない。医師に相談。
低ケトン食事療法…同じく素人民間療法。おいしいものが食べられるので猫は嬉しい…かも。でも、要医師相談。栄養バランスについては考えておくべき。

 

以上です。

 

*以上の話は飼い猫を脳奇形で喪った一個人が少しでも有用な情報はないかとネット上を徘徊してかき集めたもの+治療経緯から得た情報のまとめです。
海外サイトなどから集めた情報も多いのですが、論文といった正式な体裁のものではなく、ほとんどが「まとめサイト」的なものや獣医師の個人サイトといったものからの知識のかき集めに過ぎません。
それでも、なにか少しでも知りたいと思う人(私がそうでした)の少しでもお役に立てたら、と思いますが、一番は自身(の猫)がかかっている獣医師の方を信頼して、治療を進めることをお勧めします。