D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

2017年2月住宅ローン金利は戦略的に再度過去最低水準に。

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市場金利は先月の水準からほとんど変化は見られず、むしろ1月末にかけては多少上昇傾向にあったのですが、2017年2月の住宅ローン金利は据え置きや引き下げとした銀行が多いようです。

 
10年固定最優遇
三菱東京UFJ銀行 0.50%(0.15%引き下げ)
みずほ銀行     0.85%(据置)
三井住友信託銀行  0.50%(据置)
三井住友銀行    0.75%(0.10%引き下げ)

 

先日友人が「2016年夏に借りたかった…」と言っていましたが、昨年夏にも匹敵する低水準。まだまだ住宅購入には理想的な金利環境ということができるでしょう。

 

どうして金利引き下げとなったか。

今回の金利引き下げは、年度末にかけての住宅需要に向けて戦略的に引き下げられたもの。最近、「金利が上昇して、住宅市況に影響が…」なんて言う人が多いのですが、いやいやいや…。十分低いですから…。
とは言っても、一旦低い金利を見てしまうと、みんな思うんですよね。「あのくらいの金利水準になったら借りたいな」なんて。
そんな感じで、心理的には住宅需要が一服している感じがあるのですが、まだまだ金利は低いです。
銀行も年度末にかけて勝負に出ているので、しばらくはこの低金利水準が続くとみていいのではないでしょうか。

 

今後の金利水準。

昨日今日と行われた日銀の金融政策決定会合では、現行の金融政策の見直しはありませんでした。
足元では、トランプラリーやら、それによる円安やらの影響で日本経済も持ち直しの動きがあり、成長率もやや楽観的に上方修正。
現在の日銀の目標である長期金利0%誘導もそのまま続行となる見通しです。

 

トランプ米大統領就任の影響による長期金利上昇への対策として、先日27日には国債購入額も増額。長期金利上昇に対応する意志を示しました。

 

米金利が大幅に急激に上昇しない限り、また、ドル円の為替水準をトランプ氏が問題としない限りは、日本の長期金利は今の水準のままでしばらくは推移するでしょう。とすれば、住宅ローン金利もこの水準でしばらくは推移するとみていいかもしれません。

 

まとめ。

住宅ローン金利の低金利競争は再度激化。
低金利競争、収益大丈夫かなあ、と多少心配になります。

住宅購入をしたい、と決めている分には、現在の低金利環境はありがたい環境であることは間違いなさそうです。
ただ、住宅購入を決めるのは金利だけではありません。今後のライフプランや、新築・中古など、様々な要素を考え併せて検討することをお勧めします。

 

以上。