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元銀行員。子育てられ中。

フラット35が圧倒的におすすめな理由。

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銀行員時代には大きな声では言えなかったのですが、住宅ローン商品の中では圧倒的にフラット35がよいと思っております。

あ、もちろん金利情勢による、といった条件つきですが。

 

 

フラット35とは?

35年間固定金利で借りられる住宅ローン。つまり、35年間返済金額が変わらない住宅ローンということ。住宅金融支援機構なる組織が取り扱う。全国津々浦々の金融機関で利用することが可能。ただ銀行にとっては、融資しても手数料収入にしかならないので、そんなに美味しくない。「なんや、またフラットか」という声が今日も全国の金融機関から聞こえてくる。

 

では、なぜフラット35がおすすめなのでしょうか。

 

 

1.   返済計画が立てやすい。

35年間返済金額が変わらないので、返済計画が立てやすいです。教育費が必要な時期や老後の費用を貯めないといけない時期など、人生にはお金がかかる時期というものがあります。そんなときに、いきなり返済金があがったりすると、「人生詰んだ・・・」なんてことになる可能性もあります。

 

 

2.   とにかく金利が低い。

2015年5月現在、フラット35の金利は1.46%。1.46%で35年間の金利が固定できるんです!今後金利が下がることがあっても、もうそんなに余地は残されていません。金融政策(アベノミクス+クロダノミクス)がうまくいった暁には、金利は必ず上昇します。失敗したときも、上昇するでしょうね・・・。

 

インフレ時代には、長期の固定の借金を自身のポートフォリオに加えておくことは一つの資産運用の方法でしょう。インフレは債権者から債務者への富の移転です。リンゴが一個1000万円なんてことになったら、リンゴ買うような気持ちで住宅ローンなんて返してしまえます。まあ、そんなことになったら、日本まともに機能してないでしょうが・・・。

 

 

フラット35の注意点。

フラット35には注意しなければならないこともあります。それが団体信用生命保険が任意加入であるということ。

 

団体信用生命保険とは?

死亡時や高度障害時に住宅ローン残高がゼロになる保険通常、金融機関の負担で加入することが多い。

 

団信保険料はほとんどの金融機関では金利に織り込み済です。フラット35で団信に加入する場合、毎年その費用を支払う必要があります。年に一度の口座振替ですが、二年目以降はクレジットカードでの分割払いも選択できます。毎月返済とは別途に費用がかかってくるので、負担に思う人も多いのではないでしょうか。

 

ちなみに、団信に加入しない場合には生命保険などで手当てする必要があるでしょう。

 

住宅メーカーなどは、一番返済金が低い変動金利プランを提示してくることが多いので、その返済金プランに比べたらフラットの方が高い、と思うかもしれません。が、変動金利は、リスキーです。お金に余裕がある人以外は避けて通った方がよいでしょう。というわけでフラット一押し!

 

 フラット35はいろんな銀行で取扱いがあるけれど、融資事務手数料も安い楽天銀行がおすすめ。金利はもちろん最低金利!!

 

写真はhttp://www.photo-ac.com/から。