今から投資を始めるのはやっぱり遅い? 投資をするうえで知っておいた方がいい理論。
株で儲けるためのコツは何といっても、「安く買って高く売る」コレに尽きます。
商売などの基本でもあります。となると安くなったときこそ買いたいものですね。今の日経平均をみると既に株価も上がり切っているように見えますが、今は買うべきではないのでしょうか?
投資を始めるのに遅いも早いもない!
投資は始めようと思ったときが始め時です。「あの時買っておけば良かった」「あの時売っておけば良かった」などのタラレバ話は後になってからできるもの。結果論です。
株価の天井がどこか、底がどこなのかなど、誰にも分かりません。もちろんシグナルはありますから、それはしっかりと勉強していく必要があるでしょう。
また、長期投資なのか短期投資なのか、投資スタイルによって判断は変わってくるでしょう。長期投資の場合は、「長期間にわたって資産を形成する」という姿勢が必要となってきます。
長期間にわたる投資を行う際に覚えておきたいキーワードが「ドル・コスト平均法」。
ドル・コスト平均法とは、長期間コツコツと分散して資産を積み立てることによって、買い入れ価格を平準化できるというものです。
例えば、毎月リンゴを5つずつ購入するとします。
1月はリンゴ5個で500円
2月はリンゴ5個で600円
3月はリンゴ5個で700円
4月はリンゴ5個で800円
5月はリンゴ5個で400円
だったとします。
リンゴ一個あたりの平均価格は600円。つまり、長期間にわたって分散して買い入れをしていれば、長期的には大体真ん中くらいの価格で買い入れができるというわけなのです。
4月にまとまった買いを入れた場合は、全部800円で購入することになり、一番高値でつかむことになってしまいます。だからこそ、投資は長期間かけて分散しつつする必要があるわけなのです。
短期投資のスタイルの方は、こちらもいつ始めてもいいでしょう。株価は一方的に上昇したり、下降したりすることは少なく、一日の中で多くの人の思惑を受けて上下するものです。短期投資はその中で利ザヤをとるものなので、特に今の全体的な株価水準を気にする必要はありません。
短期で投資する場合には、長期で投資するよりもチャートや日々のニュースに敏感になる必要があります。
長期・短期、どちらにしても投資は思い立ったが吉日です。始めたいときに取り組んでいきましょう。
*追記:ちなみに今は始め時としては、高いと思われます。投資を始めたいという場合でも、短期での売り抜けを狙わないと辛いところでしょう。
以上。