D'ac

元銀行員。子育てられ中。

いまここにある危機。ギリシャ以外にも世界には問題が山積みだよ。

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今日! ですね。ギリシャの緊縮策を受け入れるか受け入れないかの国民投票。
ギリシャ国民はどのような答えを出すのでしょうか。ギリシャはユーロ圏に留まれるのでしょうか。

 
ギリシャの問題については詳しくはコチラに。

peticonbu.hatenablog.com

 
それはそうと、実は今の世界経済問題はギリシャだけではありません。
ここでは、簡単にギリシャ以外の問題について取り上げていきたいと思います。

 

1・中国の株価下落が止まらない!


中国の株価が大きく下落しています。
政府は株価を下支えするために、いろいろな対策方法を打ち出しています。

 

いろいろな対策方法一覧☆
・信用取引規制の見送り
・年金基金の3割を株式投資に充てる
・IPO制限
・証券会社によるETF買い入れ

 

これだけやれば、何とかなる?
ギリシャの危機よりも中国の株価暴落の方が日本にとっては影響が大きいでしょう。
中国進出企業とか、中国人観光客による日本買いとか、ね。

 

中国の相場は言ってみれば官制相場。政府の動向が色濃く映し出されます。ということは政府がこれだけ動けば、なんとか下支えできそうなものです。
ただ、個人投資家が多い市場なので、やや非合理的な動きをすることも否めません。

 

みんなが「政府が下支えしてくれているから大丈夫!」って信じてくれたら、週明けにも収まる・・・のかな? どっちにしてもバブルだからどっかでは調整が必要。

 

2・アメリカのギリシャ・プエルトリコ


米国の地方債ファンドの7割が保有しているとされるプエルトリコ債。
このプエルトリコの知事ガルシア・パディジャ氏は「デフォルトは避けられない」と明言。債権者に対して「痛みを分かち合ってね♡」(意訳)と言った。

 

これを受けて、プエルトリコの債務を保証している企業の株が下落しているとのこと。アメリカにとっては、ギリシャよりもこのプエルトリコの方が影響が大きいようです。

日本の投資家にはあんまり影響はないみたい。海外ファンドを通じて多少購入している人がいるか、いないか、程度。

 

3・アメリカ利上げで新興国からお金が流出?


年内にも行われると考えられているアメリカの利上げ。
それに先駆けて、既に資金を引き上げる動きがある模様。

 

財務状況が悪い国なんかは、大きく売られる可能性大。
かつて脆弱な5か国(フラジャイル・ファイブ)なんて言われたブラジル・トルコ・インド・インドネシア・南アフリカも今や一括りにはできず。


危ないとされるのは、このうち、トルコ、南アフリカあたり。

あとは、ウクライナ、ベネズエラ、中国、なんかも不安視されている。

 

アメリカ利上げについて詳しくはこちら。

peticonbu.hatenablog.com

 

 

これらの問題はどれも一個ずつ切り分けて語ることは難しいです。
ギリシャ問題の経過次第ではアメリカ利上げは先送りされる可能性が高くなるでしょうし、新たな危機により、先進国(日本含む)は更なる緩和を行う必要があるかもしれません。

 

ということでかなりザックリですが、世界経済危機一覧でした!

 

写真はhttp://www.photo-ac.com/から。