D'ac

元銀行員。子育てられ中。

明日から学校なんだって?

昨日、近所の子どもに会った。
すると、明後日が始業式だと言う。
「最悪。」
「確かに。」
思わず同意した。
明日が始業式だとすると、つまり一週間も夏休みが短いということ。これはひどい。本当に最悪だ。私は学校がとても嫌いだったので、その気持ちは良く分かる。

 

私の小学校中学校時代

私は小中虐められていた。理由はいろいろあるとは思うけれど、簡単に言うと弱かったから。
子どもって言ってみれば、まだまだ動物。本能的に弱い人間を察知する能力に長けている。大人になると社会性という仮面や鎧をまとって、動物としての強さや弱さを察知する能力が薄れていくような気がする。
ま、大人の職場でも虐めはあるけどね。

 

今考えると実にくだらないことで虐められていた。「目が二重以上あるからキモイ。」(今は二重です。肉がついたせいかな。)とか「唇が分厚くてキモイ。」(アンジーよりは薄いよ!!)とか、「(美術で書く絵が)変すぎる」とか。


同じクラスで虐められていた男の子は身ぐるみ剥がされていたことを考えると、申し訳ないけれど女で良かったと思っていた。中学校に入ったあたりで女の子でも身ぐるみ剥がされる子がいたりしたけど。私は言葉だけで十分縮こまっていたから、それで満足されていたんだと思う。「キモイ」の大合唱以外には、机を黒板消しではたかれる程度の嫌がらせで済んでいた。

 

私は学校に行くのが嫌で嫌で毎朝鏡の前で泣いた。
キモイと言われた目の三重、四重が少しでも減りはしないかと、唇の厚さが少しでも薄くはならないかと、いつも格闘した。そして、涙が止まらないから、余計腫れ上がって醜くなる自分の顔を見て冷やさないといけないと必死になる。惨めさが募った。それを見て父は「神経質なやつだ」と詰り、私を追い出した。

 

高校時代

友少なくして過ごしたおかげで私の学業成績は優秀だった。両親はそんな私を「勉強しかできないやつ」とまた詰ったけれど。
高校はいい高校に進学できた。それ以降は虐めはない。
容姿のことで何か言われることもなくなった。人をいじめることで時間を浪費する人種がゼロになった。

 

ただ、学校はやはり嫌いだった。
小中と自分で勉強するスタイルを身に着けてしまったので、もはや授業を聞く気が全く起きず、高校の方がよく授業をサボった。小中のころの貯金があったので勉強をしなくても大丈夫というのもあった。ただ、英語だけは貯金がなかったので、成績はどん詰まりだった。数学の偏差値が80あった模試でも、英語は30くらいだった。ご愁傷様。

 

学校へは行くべきか?

いやー。行かなくてもいいんじゃない?
少なくとも横並びの授業は得るものが少ない。勉強だけで言ったら、自分でやる方が手っ取り早い。


人間は基本的には嗜虐性があること、とかを学ぶにはいい実践の場だと思うけれど、自分がその対象になるとたまったもんじゃないし、他の人がその対象になっているのを見過ごすのもどうかと思うし。
そのあたりのことを既に身を持って経験済みなら、もう学ぶことはないんじゃないかな。

 

どうして学校のあの横ならびの授業スタイルが廃れないのか不思議で仕方ない。みんな一緒に進むわけないじゃんね。だから「学校は勉強をする場だ」というのにも賛同しかねる。それなら、もっといい方法があるよね?

 

学校はサラリーマン養成所だと思う。

横並びの規律ある生活ができるように体に覚え込ませる。
学校は将来のサラリーマンを養成するところなんだろう、って思っている。

 

でも、別にサラリーマンになるだけが職業選択というわけではないし。それに、サラリーマンだったら、同年代との付き合い方よりも、違う年代の人との付き合い方の方が大事になってくる。毎日学校通うよりも、葬式や法事に出た方が学びは多い。そんな気がする。田舎の方の葬儀でまだ家でやっているようなところの手伝いでもしてみたらいい。なんとなく社会性が身に着く。

 

私は未だに同年代ばかりが集まる場になるとどう振る舞っていいか分からなくなる。経験値が圧倒的に少ない。少ないグループだといい。増えるとダメ。黙り込んでしまう。
会社や異業種交流会などの多様な年代の人たちが集まる場の方が活き活きとする。多少の知性と愛想の良さがあれば、そういう場はなんとかなるものなのだ。

 

だから、学校に行けなかったからといって職業選択の幅が狭まるとも考える必要はない。でも、朝起きて夜寝る方が職業選択の幅は広がるとは思うので、その辺は学校生活リズムで生活してもいいんじゃないかな。健康にもよさそうだしね。

 

ま、そんなことなので、明日から学校かもしれんけど、とりあえず行ってみて嫌だったら帰ってきたらいいじゃん。なんとかなるなる。

 

そんな感じで、悩みがある人はこちらの記を参考にしてください。

ここより役に立つので・・・。

hana3hana.hatenablog.com