D'ac

元銀行員。子育てられ中。

お薦めの学資保険。かんぽを基準に書いてみた。

最近出産ラッシュです。ということで友人たちから「お薦めの学資保険ってどこ?」と訊かれることが増えてきました。

 

「こちとら、返戻率が100%を割る学資保険だよ!!」と腹の中で毒づきながら、返戻率のよい学資保険を紹介していきます!

 

ぷち解説。

返戻率・・・払い込んだ保険料に対して、いくら給付されるか、という割合を示したもの。100万円の保険金を払いこんだ場合に99万しか返ってこない場合99%。105万返ってくる場合には105%となる。学資保険は基本的には貯蓄商品のため、この数字が高いところで契約するのが鉄則。

 

返戻率が100%を割る学資保険に入っている理由・・・義理と人情のお付き合い。人生には往々にしてそういうことがつきもの。甘受せよ!!

 

さて、気を取り直して、お薦めの学資保険を紹介していくよ!!

 

 

はじめのかんぽ

返戻率 105.9%
みんなお馴染みのかんぽ商品ですよ~。
こちら発売日が2014年4月。これ以前には、返戻率100%を割る商品しかかんぽでは取り扱っていませんでした。返戻率100%を割る商品を買ったのは誰か・・・。もう涙で前が見えません・・・。かんぽIPOで儲けるしかない・・・。

今のかんぽには、返戻率100%を超える商品「はじめのかんぽ」があるので、義理と人情が発生しても大丈夫!! 良かったね!! 

ということで、かんぽより返戻率がいい商品を紹介していきます!

 

 

富国生命「みらいのつばさ」

返戻率  110.1%
兄弟割引もあるので割引を使えば、返戻率はもっと高くなるでしょう。(上記数字は兄弟割引なしの数字)
ただ、兄弟割引の適用要件は「契約者が同一である」というもの。共働き世帯であれば、兄弟ごとに契約者を分けた方が合理的なので、そのあたり注意しておきましょう。(姉=契約者父・弟=契約者母のようにするということ。)

 

 

ソニー生命

返戻率 113.7%
すごい数字! と思ったけれど、これは一時払いのもの。月払いのものは109.1%。まあ、それでも十分でしょう。一時払いだと、契約者の死亡リスクに備えられないので一応却下しておきましょう。

 

 

日本生命「ニッセイ学資保険」

返戻率 110%
もう、特にいうことないですね! 110%だよ~!! 以上。

 

 

JA共済「こども共済 学資金型」

一般的な返戻率の公開はないものの、110%を超える高返戻率。
年払いで払い込むことがポイント。

 


かんぽより返戻率がよい商品を紹介したところで学資保険の注意点などをまとめていきたいと思います。

 

ポイント1・兄弟で契約者は変えるべし。

もちろん、片方が主婦(主夫)の場合には経済的な主力の方だけが契約者になるのがよいでしょう。
共働きの場合には、万一に備えるためにも兄弟での契約者を分けておくのも一つの戦略です。

 

ポイント2・学資保険だけで学費を貯めない。

学資保険はインフレに弱い商品です。だから、子どもの進学費用を全部学資保険だけで備えようとするのはNG。学費は定期預金、投資商品など適度に分散させて用意するようにしましょう。来年はジュニアNISAが始まりますねえ。

 

ポイント3・そのあとの営業にご注意。

学資保険は入ってもらいやすい保険のため、営業員はとっても熱心。そこから後につなげようとします。いらないものはいらないって言おうね。

 

ポイント4・契約者のその他保障を減らすのも手。

学資保険は契約者死亡時に、残りの払い込み保険料を免除されるという点で、契約者の保険にも類似した働きをします。学資保険に入るなら、契約者の死亡保障を見直すというのも手の一つです。逆に言えば、契約者が十分な死亡保障に入っている場合には、わざわざ学資保険に入る必要もなく・・・。子どもの保障が気になる人はコープ共済にでも入っておきましょう(小さいころは医療費無料の自治体が多いと思いますので、急ぐ必要はありません。)。

 


そんな感じで以上です。少しでも有利に利用したいところですね。