D'ac

元銀行員。子育てられ中。

投信を積み立てた後の解約時期について考えておきたいこと。

この間は、投資初心者は投資信託(ETF含む)の積み立てをコツコツすればいいよ、という記事を書きました。さてさて、積み立てた後は、「いつ解約するか」について悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

もちろん、投資信託が高値をつけたときに売ればいいです。お薦めした投資信託はおしなべてインデックスもの。つまり、相場と連動しているので景気がいいときに売れば、まずまず成功と言えるでしょう。でも、それがなかなか難しい。
リーマンショック後から日経平均を買い続けていた人なんかは、この8月の相場大暴落で「日経2万円のときに売っとけばよかった」と後悔している人なんかもいるのではないでしょうか。
そういう人の中には「次、日経が2万突破したら絶対売ってやる」なんて考えている人もいらっしゃることでしょう。それで売ってしまって、来年末くらいに日経平均が2万3千円とかになって、「あの時売るんじゃなかった!」と後悔するのでしょう。ええ、分かります。分かります。

 

 

相場の底を占うのが難しいのと同様に相場の天井を占うことも難しい。
私なんかアベノミクス相場が始まってこのかた、ずっと「バブルはじけろ~。バブルは7年に一回はじけるはずやん! リーマンから7年目だぞ? このやろ~」と呪いをかけていますが、まだ願望成就ならず。
日銀が異次元緩和を続けている中でのバブル崩壊は日本経済にとって未曾有の危機となる可能性がありますし、日銀・政府のメンツにかけても今の相場を崩さないような気もしているので、ここから先は経験則が生きないのかもしれません。

 

 

さてさて、話が脱線気味になりました。
投信の解約時期ですね。

 

投資商品は安く買って、高く売る。これが鉄則。
ある程度利益が出て満足な人なら買ったときよりも高ければ売ってしまってそれで満足。
でも、できるだけ高く売りたいという場合には、やはりコレです。

 

解約もドルコスト平均法で。

ドルコスト平均法ってみなさんご存知でしょうか。
もう、Webライターのときにあらゆるところで書き殴っていたので、もう書きたくありません。
分散して買うことで、買い付け価格を平準化できるというアレです。

 

ドルコスト平均法というマジックワードが流布し、今や投資は猫も杓子もインデックスの定時定額買い付けです。ま、それに特に不満もありません。

 

さて、買う時はドルコスト平均法。となれば、売るときにもやはり、このドルコスト平均法を使わない手はありません。
利益が出ているな、と考えられる地点で分散して解約していくのです。
日経平均2万円のときに10分の1解約。2万3千円になれば、半分くらい解約しよう。
そのあと暴落したら、再度少しずつ買い付けをしよう。そんな感じです。

 

 

投資は余裕資金で。

投資は余裕資金で、と言われる理由はまさにここにあります。
投資商品の解約は、利益が出ているときに分散しておこなうこと。
生活費や学費、医療費が投資商品に化けている場合には、この解約時期の分散化が非常に難しいです。だって、必要なときに解約しないといけないですからね。利益の多寡問わず。

 

ということで以上です。

 

 


さて、日経平均はどこまでいくんでしょうね。(´ω`*)