銀行が売りたくないものを勧めていきたい。
私はあまのじゃくなので、銀行がすごく勧めるものはあんまり勧めたくないし、銀行が勧めないものは勧めたい。
もちろん、いいものは銀行の方針如何を問わず勧めたいですし、ダメなものは当然勧めませんが。
ただ、銀行が勧めるものが必ずしもお客さんにとっていいものではないですし、逆に銀行が勧めないものの中に「これってこっちのほうがいいよね」っていうものがある。
営利団体だからね。結局収益率がいいものを勧めるのさ。
ということで、今回は銀行が売りたくないものを勧めていこうと思います。
1・固定金利住宅ローン。
代表的なところでフラット35。
フラット35は銀行は勧めない。
これ売れても、「またフラットか」って言われるから。
フラット35は銀行ではなくて、住宅支援機構の証券化商品。
これが売れても、銀行は金利収入にはならず、手数料収入だけになる。
ちなみに銀行が一番売りたいのは、変動金利の住宅ローン。
将来の金利リスクは避けられるし、直接的な収入になるから。
もちろん、プロパー(自行)の固定金利も売れるとうれしい。
ただ、全期間固定の住宅ローンの金利は高すぎて売れない、ってみんな自覚している。
2・国債
国債も結構いい商品だけれど、手数料収入が少ないから銀行はあんまり勧めない。
投資商品なら断然、投資信託を買ってほしいところ。
でも、国債飛ばして投信勧める銀行員はあんまり信用しないほうがいいかもしれない。
3・デビットカード
デビットカードは最近は結構力を入れている銀行も増えている。
まあ、勧めてくるところは大抵自動貸越機能がついている。
つまり預金残高を超えての利用は自動的にローンになるので、銀行にとってもうま味が大きいということ。
ちょっと前まではデビットカードはクレジットの登竜門的な扱いで、学生の取り込みなんかで扱う銀行が多かったものだけれど。
そんな感じで純粋に勧めたいって感じでもなくなってきているけれど、クレジットカード一辺倒ではなく、デビットカードはもっと普及してもいいんじゃないかな。
そんな感じで、ブログでは辞めた銀行に後ろ足で砂をかけるような記事をどんどん量産したいのですが、やっぱり嫌がられるかな?
以上。