D'ac

元銀行員。子育てられ中。

いきなりマネークイズ!ちょっと住宅ローンに偏り気味?

暑い日が続きますね。
ということで突然ですが、マネーテストを実施します!

 

1・年金利1%の半年もの定期預金300万円。半年預けたときにもらえる利息は?
2・住宅ローン固定金利は何に連動するか?
3・生命保険は金利が低い時に加入した方がお得? ○か×か。
4・インフレのとき、通貨価値は下がる?上がる?
5・1ドル=120円が1ドル=100円に。これは円安?円高?
6・住宅ローンは申し込んだ月の金利が適用される。○か×か。
7・マイナス金利になったので、預金金利もマイナスになった。○か×か。
8・1000円の株が下落して500円になった。その後、50%上昇した場合の株価はいくらか。
9・銀行が破たんした時には預金は全額保護されて返ってくる。○か×か。
10・住宅ローンを借りたので生命保険を増額した。○か×か。

 

ということでみなさんわかりましたでしょうか?
暑い日が続きますので、熱中症には気を付けてお過ごしください。(^^)/

 

 

 

 

 

 

解答。
1・12,000円。
(年金利1%の半年もの定期預金300万円。半年預けたときにもらえる利息は?)
ポイントは2つ。"年"利と利息にかかる税金、です。
300万円×1%×(6か月÷12か月)=15000円
受け取り利息には約20%の税金がかかるので、
15000円×0.8(1-0.2)=12000円となります。

「年利@@%!!」と大きく書いた下に小さい文字で
税引き後金利は@@@@@%なんて書かれているのでご注意ください。

 

2・長期金利(10年物国債)に連動します。
(住宅ローン固定金利は何に連動するか?)
長期金利は新聞に毎日掲載されます。下旬の長期金利で次の月の住宅ローン金利が決定されるので、住宅ローンの金利動向が知りたい人は、長期金利をチェックするようにしましょう。 
住宅ローンは関係ない人でも、長期金利は経済の体温計なので、こまめにチェックするとイイことがあるかもしれません。(ないかもしれません。)

 

3・×
(生命保険は金利が低い時に加入した方がお得? ○か×か。)
生命保険会社は加入者の保険料を運用することで、収益をあげています。
利率が高い時期であれば、保険会社は高い利率で運用できますが、利率が低い時期であれば、保険会社も低い水準で運用しなければならなくなります。
つまり、低金利のときに保険に加入するのは避けたほうがいいということに。

日銀がマイナス金利を導入して以降、長期金利は大幅に低迷し、保険料率は引き上げられました。今は、長期固定の運用商品である保険はあまりうま味がないと考えたほうがいいでしょう。

 

4・下がる。
(インフレのとき、通貨価値は下がる?上がる?)
インフレというのは物価が上昇すること。
これは反対からみると通貨価値が下がることを意味します。
デフレは物価の下落ですが、通貨価値の面からいうと上昇していることになります。

 

5・円高
(1ドル=120円が1ドル=100円に。これは円安?円高?)
「120円から100円」と考えると、「円安」と答えてしまいたくなりますが、これは円高です。
円高、円安というのは通貨の価値を指します。120円払わないと1ドル手に入らなかったのが、100円で1ドル手に入るわけです。円の価値が上昇しているとわかりますよね。逆にドルから見てみましょう。1ドルで120円もらえていたのが、1ドルで100円しか手に入らない。ま、そういうことです。
円高・円安で迷ったときは、逆の通貨から円を眺めてみるのも面白いです。そうすると、円が高くなったのか、安くなったのか、すぐにわかるでしょう。

 

6・△
(住宅ローンは申し込んだ月の金利が適用される。○か×か。)
金融機関によっては、申し込んだ月の金利と実行時の金利のうち好きなほう(低いほう)を選択できるような住宅ローン商品が存在します。
でも、大体の金融機関では、住宅ローンの金利は融資実行時の金利が適用されます。
申し込みが4月で、家の実際の購入が12月の場合には、12月時点での金利が適用されることになります。

 

7・×
(マイナス金利になったので、預金金利もマイナスになった。○か×か。)
とりあえず、日本ではそのような金融機関は存在しません。
「マイナス金利になったので、金庫を購入したほうがいい」なんて話を聞くこともありましたが、今のところ、顧客の預金金利がマイナスになる可能性はないと考えていいでしょう。


8・750円
(1000円の株が下落して500円になった。その後、50%上昇した場合の株価はいくらか。)
1000円が50%減で500円。その後50%上昇すると750円になります。
これは株式だけじゃなくて、経済指標なんかも同じことが当てはまるので注意しましょう。

 

9・×
(銀行が破たんした時には預金は全額保護されて返ってくる。○か×か。)
1000万円まで、です。ペイオフと言われる制度です。
我が家には関係ありません。

 

10・×
(住宅ローンを借りたので生命保険を増額した。○か×か。)
借金が増えると生命保険を増額したくなるかもしれません。
けれど、住宅ローンには団体信用生命保険というものがセットになっています。
これにより、住宅ローン利用者が死亡・高度障害時には、借金がゼロに。
また、住宅購入により、遺族は今後の住居費がかからなくなります。つまり、住宅ローンを借りたときには、生命保険の死亡保障を減額する、というのが正しい選択肢となります。

最近は教育ローンなども団体信用生命保険を利用できるものもあります。
そういったローン商品に加入したときは、実質保険に加入したのと同じ効果が見込まれるので、保険も併せて考えていく必要があります。

 

**夫に、「で長期金利は高いほうがいいのか低い方がいいのか教えてくれよ」と言われました。そんなん”適温”がいいに決まってます。今は低体温症…ですかね。世界中が病み気味です。