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D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

2015年、ハロウィン緩和再現なるか?

夫に説明する 経済
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秋が来れば思い出す~。
昨年の日銀の金融緩和。みなさん覚えていますか?

 

あの記憶があまりにも鮮烈だったからでしょうか。
今年も10月末の日銀金融政策決定会合では金融緩和が行われるのではないか、と考えている市場関係者が一定数いるようです。

 

日銀の金融政策決定会合って明日やん?
直前すぎるのですが、今年もハロウィンサプライズとばかりに日銀はバズーカーをぶっ放してくれるのか、ちょっとそのあたりのことをまとめておきます。

 

日銀は今年もハロウィンサプライズを起こすだろう、と考える人たちの理由。

日銀の金融政策決定会合が開かれる明日、同時に展望レポートが発表されます。
そこで、おそらく物価上昇率は下方修正される見通し。
つまり、日銀が目指す物価上昇率2%達成はさらに先送りされる公算が高いです。
そのため、ここいらでもういっちょ仕掛けておかないと今後の目標達成において致命的になる、と考えている人たちが一定数いる模様。

 

ちなみに、黒田日銀総裁は昨年もサプライズで市場を驚かせたので、追加緩和期待がそれほど醸成されていない今の状況は、サプライズを起こすのにちょうどいい地合であると考えられることもその一因のよう。

 

 

今年はサプライズなしでしょ、と考える人たちの理由。

第一に円安によるこれ以上の家計圧迫がもはや政治筋にとって好感をもたれない政策になっているということ。
金融緩和によって、さらに円安が進めば、家計圧迫要因になる。これは来夏に参院選を待つ政府としてはあまりありがたくないものと今では捉えられているということです。アベノミクスも第二弾に入りましたしね。金融政策の方向性については今までのものと袂を分かったのかな、という印象。

 

その次に打ち出せる金融政策の幅が狭くなっているということが挙げられます。
日銀は現在年間80兆円の資産買い入れを行っていますが、これ以上の買い入れは難しい。


ただでさえ、日銀の国債購入によって、国債の流動性低下が問題となっているのに、これ以上買い入れ額を増やすことは更なる流動性低下につながる。今回、例えば、100兆円の資産買い入れを発表した場合、今後の追加政策メニューがなくなる。つまりカード切れ。買い入れ資産から考えてみると今回が最後の金融緩和になるだろうと考えられる。そのため、今、この段階で最後のカードを切るとも考えにくい。まだ中国の下振れリスクも払しょくされていないし、アメリカの利上げもいつになるか分からない状態だしね。

 

*付利引き下げとデュレーション長期化については割愛。

 

 

日銀が追加緩和に踏み切れば、どんな影響があるのか?

まず、円安? それからの物価上昇。
私たちとしてはあんまりありがたくないお話でございます。
あ、でも住宅ローン金利が更に低下する可能性はあります。
とは言っても、現在でもすでにかなり低いですけどね。家計部門の負担のほうがつらいかもしれません。
短期的な見通しについては以上。

 

 

まとめ。

日銀のハロウィン追加緩和があるかどうか。

 

あるー物価上昇率やばい。バズーカぶっ飛ばさないとまたデフレもしくは低インフレとかで長く日本は低迷するかも?

 

ないーもう打てる手が限られている。その最終カードを使う地合ではない。もっと中国がやばくなったときとかのためにカードを温存しておくべき。
それにこれ以上円安になって家計に負担がかかると来年の参院選やばいもん。
物価も食品などの家計直結項目は上がっているもんね。

 

果たして明日、黒田総裁はなんて言うでしょうか?
ちょっと楽しみですね。

 

以上です。