D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

銀行員によその金利聞かないでくれる?

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銀行にお勤めの友人に会って話をしていたのですが、お客さんによその金利を聞かれて困るんだよね、とのこと。

 

これ、ちょっと聞いただけだと、「金利くらい調べて教えてあげなよ」って思われるかもしれないんですけど、実際には、なかなか難しい要求です。

 

だって、「うちの預金金利は1%です。A銀行の預金金利は2%です。」って聞いて預けてくれるのかな?
恋愛とかなら、「俺より、あいつのほうがいいやつだよ。俺のことは気にせずあいつと付き合えよ」って言われて、「でも、わたしはよしおさんのことが…!」なんてことはあり得るかもかもしれませんが、金利だと、「あ、そう。じゃあ、A銀行に預けよっかな」ってなりますよね。
だって、比較対象が数字でしかないから。
恋愛だったら、たかしさんのほうが、高給取りで、ルックスもいいかもしれないけれど、よしおさんはそれに勝る優しさがある。そして、フィーリングも合う。
でも、預金金利は、金利という数字一点のみなんですよ。
これで、A銀行の財務状況が悪くて、破綻の可能性がある。とかだと、判断材料は増えると思いきや、ペイオフで1000万円まではどこでも保証されるから、財務状況は問題にならないんですよね。

 

A銀行の担当者の感じがすごい悪い…とかだったら可能性はあるのかもしれないけれど。

 

そういうわけなので、預金金利にしろ、ローン金利にしろ、基本は自分で調べましょう。ネットでも電話でも窓口でもなんでも、入手はできますよ。銀行の人に「他の銀行の金利も調べといてよ」なんて言うと、まあ、なんていうか、かわいそうです。圧倒的に有利な数字を提示している銀行ならともかく、ね。それに、せっかく調べてくれたのに、「それなら、A銀行にするわ」って言いづらくなる可能性もあります。
担当者の感じが悪い場合には、「A銀行の方が金利いいし、もう用ないわ」って言ってやるといいでしょう。

 

ちなみに、最近は預金の押し付け合いも始まっていて、「Bさんの方が金利いいから、そっち預けた方がいいですよ」なんてトークもそこここで聞かれます。
「おまえはたかしと一緒にいた方が幸せになれるって」というのは実はポジショントークで、よしおさんはあなたをもう必要としていないというわけなのですね。

 

以上