ラップ口座拡大中。本当にお任せしていいの?知っておきたいラップ口座のデメリット。
ラップ口座の利用者数が拡大しているようです。4月末には4兆円を超えたとのニュースがありました。
では、用語の解説からいきましょう!
ラップ口座
投資初心者にしてみれば、運用方針などを金融機関に丸投げ*できるので、資産運用が楽ちんにできるというわけなのです。*目標利回りなど、最低限のことは詰める必要があります。
日経平均が2万円を突破するなど、投資環境が良いため、初心者が投資を始めるファーストチョイスとなることが多いようです。まあ、ラップ口座を最初に選んだら、もう自分では勉強しないような気がするんですけどね。それは個人の自由ですが。
ただ、私自身はラップ口座、おすすめしません。
ラップ口座はやめとけ! その理由。
まず、手数料が高い。管理手数料が1.5%ほどかかる。その上、信託報酬代もかかる。つまり、2%くらいは手数料で持っていかれることを覚悟する必要があります。運用成績が高くなければ、この手数料分を回収できません。
「インフレ率を上回る利回りで資産形成をしたい」なんて思ったとしても、現在の日銀のインフレ目標が2%。この目標が達成されたあかつきには、手数料込みで4%以上の運用実績を出さなければ、インフレ率を上回る資産運用は不可能というわけなのです。
要するに、すごく儲けないと利益は上がらないということ。
じゃあ、どうしたらいいのか。答えは簡単。自分で運用しましょう。そもそも、運用を人に任せよう、という発想自体が間違っています。
投資なんてね。長期でやるもんだからね。その間に上がり下がりの波は絶対あるものなのよ。その時に、きちんと責任をとれる人間がやるべきなんだよ。
それでも、よくわからないという人は投資はしなくてもいいと思います。インフレになれば、それなりに銀行預金にも利息がつきます。むかしむかしには、銀行の預金利息だけで生活していた人も一定数存在します。また、デフレ期には、銀行口座が一番いい資産運用だったはずです。
それでも、運用したい場合には、インデックス型の投信、もしくは国債などを購入しましょう。まずはそこからです。いきなりラップ口座を選ぶのは、飛んで火にいる夏の虫といったところでしょう。
投資にしろ、保険商品にしろ、何を買うにしろ、覚えておきたいお約束は以下の通りです。
自分でよく理解できない商品を買う場合は、カモられることを覚悟した上で行いましょう!
以上!