D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

空き家解体ローンが増えているよ。空き家はほっとくとダメって法律もできたよ。

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空き家解体ローンなるものが増えてきているようです。
空き家解体ローンとは、その名のとおり空き家を解体するための費用を借り入れるローンのこと。

 
フリーローンとかでも対応できるのですが、なにせフリーローンは金利が高い。
そのため、フリーローンよりお手頃金利で借りられる空き家解体ローンの需要があると判断されたということ。

 

お金かけて空き家解体するの? ほっとけばいいじゃん?

そういう声もあるかな、と思いまして。
今までは、空き家をほっといている人も多かったことと思います。2013年の日本の空き家件数が820万戸ですからね。いかに日本が住宅に関して勿体ないことをしていることか。

 

今までは、ほっとけば良かった空き家ですが、これからはそういうわけにもいきません。
空き家をほっとけなくなる法律が施行されたからです。
その名も「空き家対策特別措置法」。今年の5月に施行されました。

 

空き家対策特別措置法とは?

倒壊など、治安上よろしくない建物の取り壊しを行政が命令・指導することができるようになる法律。
つまり、空き家をほっておいたら、市や県とかが「なんとかしなさい」って言ってくる。


なんとかできなかった場合には、市や県とかが勝手に取り壊して(代執行)、その費用を払いなさいって言ってくる。
そんな感じの法律。

 

空き家をそのままほっておいたらあかんくなるってこと。
で、代執行されてからお金を請求されても払えなくなっても困るので、そこで空き家解体ローンの出番です。

 

空き家解体ローンの概要。

空き家を解体するための空き家解体ローンについてみていきましょう。

 

借りられる額は?

無担保ですし、額は少額なものが多め。
秋田銀行では、10万円以上200万円以内。
熊本銀行や福岡銀行では、10万円以上300万円以内。
豊和銀行では、10万円以上500万円以内。
四国銀行では、5万円以上1000万円以内。

 

大体、200か300万くらいが多い印象。1000万円ってすごいな。
返せるのかな。

 

返済期間

秋田銀行は5年以内。
四国銀行は10年以内。
豊和銀行が15年以内。
大体そんなところで。空き家の解体費用をあまり長く借りておくのも嫌ですよね。

 

金利(2015年8月現在)

四国銀行2.4%
福岡銀行2.9%
秋田銀行2.5%

 

フリーローンだと、最低でも4%~5%はするので、空き家解体をフリーローンで組むのはきついでしょう。ということで空き家解体をするときには、ぜひ空き家解体ローンをご利用ください。

 

「代執行(代わりに取り壊)して、費用請求されても払わなければいいんじゃない?」って思っている人もいるかもしれませんが、そのうち差し押さえとかで現在住んでいる家を差し押さえられる可能性もあるので、あまりお薦めできません。


今のところそういう事例は聞いたことないのですが、これからは、そういうこともあるかもしれない。
一昨年くらいに、弟の未払い年金のことで差し押さえをしますよ、って通知が実家にきたもんね。最近の行政はとことんやりそうだよね。お金ないもんね。

 

そんな感じなので空き家の処理はきちんとしておくようにしましょう!

 

以上。

 

 

追記:「空き家を解体するのにローンなんて・・・」って考える人もいるかもしれません。いや、もちろん、キャッシュがあればキャッシュで大丈夫ですよ。わざわざ借りる必要はないですよね。木造の家などであれば、100万くらいで潰せますし、鉄筋コンクリートだったら、潰す前に売り先があるかもしれません。

ただ、自分たち(もしくは親)が住んだ家で、もう誰の引き受け手もないものをほっとくというのは、無責任なんじゃないかな、って思います。

空き家を解体するのにローンを組むという概念がある一定の人たちに拒否されるのは、家は一度建ったら、放置しておいていい、資産だ、みたいな考えがあるからだと思います。冷蔵庫なんかだと廃棄するのにお金がかかりますよね。

家もそれと同じで、もう誰にも使われないようなものの場合は廃棄する必要があります。

 

ちなみにうちも、祖母宅はそのうち、私たち(孫の代)で廃棄する必要があると思います。木造なので、100万ちょいかな。相続人が5人はいるので、ローンは借りなくても行けそうです。