D'ac

元銀行員。子育てられ中。

フラット35は銀行によって違う?フラット35を利用する際に比較検討しておきたいポイント。

私は住宅ローン商品で言ったらフラット35が大好きです。

 
でも、これってプロパー商品(各金融機関が出している商品)ではないので、銀行内部では疎まれがちです。「なんだ。またフラットか。」なんて言われたりします。
「プロパー売れっちゅーんだったら、もっと魅力的な商品開発しやがれ!」えへ♡

 

ところでみなさん、フラット35ってどこも同じだと思っていませんか?
実はフラット35と一口にいっても、金融機関によって内容が微妙に異なります。
ということで、フラット35を利用する際の金融機関の選び方を以下では解説していきたいと思います。

 

フラット35は金融機関によって金利が違う!!

フラット35の金利には幅があります。
2015年7月の金利で言うと、1.610%から2.320%まで。(21年以上35年以下融資率9割以下)一番低い金利で提供する金融機関で1.610%で借りることができますが、中には2.320%の金融機関もあります。まあ、金利を高く設定しているところはフラットを売る気はありません。

 

「フラット35という金融商品はどこも同じだから・・・」なんて言っていると高い金利での借入になってしまうので注意が必要です。

 

ちなみに最低金利借入と最高金利借入での総額への影響は以下のとおり。(3000万円借入、ボーナスなし)

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月々でも1万円も差があり、総額でいくと457万円もの差が・・・。
0. 1%の差でも60万ほどは差がつくので、低いに越したことはありません。
計算はフラット35のシミュレーションから。

 

融資事務手数料が違う。

金利が最低水準! ということだけに満足してはいけません。もう一個のポイントである融資事務手数料についてもきちんとチェックしておきましょう。
融資事務手数料も銀行によって異なります。

 

以下、フラット35に限定して融資事務手数料についてみていきます。

楽天銀行
借入額の1.08%
楽天口座以外を返済口座に指定した場合、1.404%
最低事務手数料108,000円

 

ARUHI(SBIモーゲージ)
借入額の2.16%
最低事務手数料200,000円

 

イオン銀行
借入額の1.836%

 

オリックス
借入額の2.16%

 

とまあ、最低金利を提供してくれている金融機関の事務手数料は以上のとおり。(2015年7月時点)

 

金融機関によっては、①事務手数料が多いけど金利が低いプランと②事務手数料が少ないけど金利が高いプランの2つを選べるところがあります。大抵の場合は金利が低いほうがお得なので、きちんと金額を試算して決定しましょう。

 

以上、フラット35を利用する際に比較検討しておきたいポイントでした!