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D'ac

元銀行員。現在:写真撮影・加工。金融ライター・翻訳。子育てられ中。

現金の廃止? マイナス金利がいつかもたらすもの。

マイナス金利
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実際ここ最近、見ない日はないと言っていいくらい目につくようになってきました。

現金廃止論。

ここでいう現金というのは、紙幣や硬貨などのことです。
つまり、お金を全部電子マネーにしてしまおうということを指します。

現金廃止の目的。

現金廃止には色々な目的があると考えられますが、今、盛り上がる現金廃止論は主にマイナス金利の文脈で語られています。
マイナス金利は究極のところ、民間人にそのコストを負担しなければ完成しないシステム。
けれども、民間人には、マイナス金利という政府と銀行による徴税システムを実質的に逃れる方法があります。それが、タンス預金。
タンス預金をしていれば、マイナス預金による貯蓄の目減りを防ぐことができます。
だから、タンス預金という手段が残されている以上、銀行は銀行口座の一般利用者にマイナス金利を課すことは実質的には不可能。

それを防ぐために、そう。現金廃止という方法が唱えられているわけなのです。

 

現金が廃止されると何が起こるか。

現金廃止は、マイナス金利の流れで起こることになります。
とすれば、当然ながら、現金が廃止されると貯蓄が目減りしていくことになります。
他にも以下のようなことが生じることが予測されます。
・銀行による個人の決済の全監視。
・需要の前倒し。
など。

 

現金廃止の実現可能性。

現金流通量の多い日本が先鞭をつけることはないと予測できます。
まずは、アメリカによるマイナス金利の導入。
ECBによる現金廃止実験、以降の成功・・・を待たないと日本では起こらないとは考えられます。
超えるべきハードルもたくさんありそうですね。
ちょっと、トンデモ論と捉える向きもまだまだあるかと・・・。
マイナンバーで銀行口座捕捉も失敗するかもしれないこの流れの中では、なかなか難しいようにも思えます。
ただ金融政策手段がもはや「コレしかない!」状況では、トンデモ論として一笑に付すにはなかなか難しいような、そんな気がするのですが、いかかでしょうか。

以上。