D'ac

元銀行員。子育てられ中。

みんなAI(人工知能)怖くないの? 

AI(人工知能)が可能な領域はどんどん拡大し、ついには、小説を書くまでに。
しかもその小説が、星新一賞の一次審査を通過したというのだから、AIの発展の速さには驚きを隠せません。

 

 
囲碁でも、AIが人間を破るなど、AIの最新ニュースには事欠かない昨今。
そういったニュースに心穏やかではいられない人たちも多いのではないでしょうか。
 
・・・はい。私です。
 
私が多少ではありますが、お金をいただけるスキルが以下のようなもの。
・FP(ファイナンシャルプランナー)
・翻訳
・リテール知識(銀行勤務の場合)
・財務・経理知識
などなど。
 
うん。間違いなく10年後には失業コース。
どちらかというと、クリエイティブな仕事ではなくて、知識を偏重する系のスキルばっかり身に着けていた結果がコレです。完全にAIに代替されます。しかも近い将来。
 
もう、AIのニュース聞くたびに不安で不安で、つい「10年後生き残れる仕事」なんて検索しちゃうんですよね。で、検索している・・・って時点でアウトだろ? って自分でツッコミを入れています。自分の頭で考える気なしかよ。
 
私たちはこれからの仕事のやり方、何をすべきかを自分の頭で考える必要があるというわけなのです。いままでのように、「弁護士」とか「銀行員」って何か型にはまったものに自分が合わせるのではなく。いざ、10年後になると、今より10年歳を取った分、考え方などから柔軟性が失われている可能性も多い分、今から考えていきたいものです。
 
まあ、だからと言って、今すぐ仕事をやめるべきかというと、そういうわけでもないんでしょうがね。
完全な無からは有は生まれないし、今ある仕事を突き詰めていって、そしてそこに満足することなく、先へ行こうとするところに創造はあるのかな。そんなふうに思ったりするわけで。

 

本来は喜ばしいことなの?

AIの発展って本来は喜ばしいことなのかな、とも思います。
だって、人間労働が必要なくなる時代が到来するかもしれないってことですよね。それでも、なんかもやもやしちゃうのは、以下の2点に集約されるのかな。

・再配分の仕組みがない世の中に対する不安。
・旧来の仕組みが崩れることへの不安。

 
AIが発展して、勝者総取り状況になるという不安は正直ありますよね。そこから再配分の仕組みがうまく機能しない場合の帰結は更なる格差拡大です。実際に、AIやロボットに発展に対応できない場合には、2030年には雇用が735万人も減少するとの試算がされています(経産省発表)。2030年って言ったら、まだバリバリの現役だし、そのうちの一人は私かもしれません・・・。というか、これを前提に教育をしないと旧来の詰め込み教育では子どもの将来が不安ですね。
 
旧来の仕組みが崩れることへの不安は時代が変わる時にはつきものでしょ? って言われたら、それはそのとおりです・・・。時代の移り変わりに即して、必要なくなった仕事なんていくらでもあります。時代の移り変わりには柔軟性がない者は去りゆくのみ。あー。不安。
 
もし再配分の仕組みがうまくいって、BI(Basic Income)とかがきちんと機能する時代が来て、そんな時代で「私は金融知識が(ちょっとだけ)豊富だぞ!」って叫んでも、「あー。いいよ。優秀なロボアドバイザーいるから」なんて言われるとやっぱりちょっと切なくなるかも。面白いマンガ100選とかだったらね、それなりにその人の感性が反映されるから意味があるかもしれないけれど、「安定した資産配分」とかね。ほんと、ロボットに訊いてくれた方がいいよね。うん。
 
ということで、転職活動をしています。
スーツがキツイので、カロリー管理と料理をしてくれるAIが欲しいなあ。

以上。