クレジット・プリペイド・デビット。どれを選ぶ?
気が付けば日本もカード社会。
ま、アメリカとかよりは普及していないらしいけど。慎重派の日本人はクレジットよりプリペイドカードの方が好きとかなんとか。まあ、それはそうと、今回はクレジットカードとプリペイドカードとデビットカードの概要を説明していくよ!!
クレジットカード 後払い
プリペイドカード 前払い
デビットカード 即時払い
終わり!
というのも、ちょっと味気ないので・・・。
支払い方法にみるカードの違い。
クレジットカードは、翌月一括、ボーナス一括、2回分割、複数分割、リボルビング払いと払い方が様々用意されています。デビットとプリペイドは一回ポッキリ。
デビットとプリペイドは言わずもがな。クレジットもできれば、一括で支払うことをお薦めします。
というのは、3回以上の分割になると、手数料と言う名の金利がとられるからです。3回以上の分割で年率10-15%ほどの金利が。リボルビングに至っては年率15%の金利。これは消費者金融の金利に匹敵する水準。
自己破産や多重債務に陥るのは、クレジットからという人が非常に多い。(私が銀行いたときはそんな人がとても多かった。)現金を経由せずに商品が手に入るものだから、クレジットカードを打ち出の小づちだと思っている人なんかもいるよね。
だから、注意しよう。
入会審査。
クレジットは審査がある。
デビットとプリペイドはある額しか使えないので審査は不要。
クレジットは後払いなので、その人の信用力(年収やその他借入の有無)などがチェックされることになる。
いくらまで使えるのか。
クレジットは審査次第。年収などに応じて上限設定がされる。
デビットは口座から引き落とされるので、口座残高次第。(上限設定可能)
プリペイドは事前入金額まで。
どのカードを選ぶ?
どのカードを選ぶかは、性格的なものもあると思う。
私はきちんと管理ができない人間なので、後払いのクレジットは殆ど使わない。ネット決済のときくらいかな。
後は、主にプリペイドとデビットだけ。
カード選択の判断材料になりそうな項目もみていこう。
ポイントのつきやすさ
ポイントの付きやすい順に並べると
クレジット>プリペイド>デビット
ポイントのことを考えるのであれば、クレジット経由でプリペイドにチャージするなどのポイント二重取り技がお薦め。クレジット利用でのポイントと、プリペイド利用でのポイントの両方がつくことになる。
高額な買い物をするときの利便性
クレジット>デビット>プリペイド
デビットは口座残高までなら使える(上限設定もできるけど)。プリペイドは事前入金額に上限があるものが殆どなので、高額決済には不向き。
クレジットはボーナス払いや分割もできるため、圧勝。
お金の管理のしやすさ
デビット=クレジット>プリペイド
デビットとクレジットは何に使ったかが後で分かる。
家計簿代わりにスーパーやコンビニで利用する人もいる。プリペイドは、一回入金すると利用がルーズになる傾向がある。使いすぎないという点ではプリペイドに軍配が上がるんだけど。
あ、あとさ、なんかプリペイドカードってレジで入金したときにお釣り渡し忘れそうになる店員さん多くない? プリペイド決済って入金なしだとお釣りないからだと思うんだけど、結構頻繁にあるから、もうレジ入金はしないでおこうと思う。
ちなみに私はデビットカードが好き。え? 聞いてない?
デビットはクレジットやプリペイドと比べて遅行組です。
発行数もまだまだ少ない。14年の利用額をみても、4600億円とクレジットの40兆円には遥かに届かない。
金融機関の位置づけとしても、「デビットカードを利用してカード決済に慣れたら、そのうちクレジット使ってね」みたいな位置づけのところが多いようです。だから、あんまり力が入ってないんですね。
でも、クレジットの後払いが苦手、という人や、プリペイドに入金するとついつい使いすぎちゃう、という人、それでもって、現金を沢山持ち歩くのは嫌! という人は、とりあえずデビットカードをお薦めします。
あと、クレジット使ったことなくて、ちょっと怖いという人や学生さんなんかも、カード入門編にデビットを一枚持っておくことをお薦めします。
写真はhttp://www.photo-ac.com/から。