8大疾病で備えたい住宅ローン利用時の病気のリスク。
今は金利が非常に低いとはいえ、住宅ローンは多額の借入。
「やっぱり怖いな~」と思う人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、実際に返済している身としては、「病気さえしなければなんとかなる!」という感じです。
当方手取り月収22万円の収入的にはほぼ専業主婦あり、子ども1人家庭でございます。
さて、「病気さえしなければ・・・」っていうところ、気になる人は気になるのではないでしょうか。今回は万一病気をしたときにも安心な住宅ローンということで、「8大疾病補償付の住宅ローン」について見ていきましょう。
金利上乗せなし! 住信SBIネット銀行
多くの8大疾病補償が金利上乗せタイプなのですが、住信SBIネット銀行では金利上乗せなしで利用することができます。
そんな住信SBIネット銀行の気になる金利は変動で0.65%、固定金利2年で0.4%、固定金利5年で0.5%!!
普通に考えてもかなり低い金利。その上、8大疾病の金利上乗せなしとあって、かなりお得です。
8大疾病保障は中途解約ができないものが殆どです。途中で「やっぱりいらない!」と思っても、ずっとその金利で借りる必要があるということに。住信SBIであれば、金利上乗せなしなので、まあよいとしましょう。
途中解約が可能な8大疾病! みずほ銀行
8大疾病の住宅ローンの解約は稀と言いましたが、実際には、みずほ銀行と三菱東京UFJが解約できる商品プランになっています。(三菱東京は次項で紹介します。)
というのは、みずほ銀行の8大疾病保険料は他の銀行と仕組みが違うからです。他の銀行では、住宅ローン残高に応じて計算する仕組み(金利上乗せなので)。
みずほやUFJにおいては、年齢や残高などの諸条件に応じて計算されます。つまり、普通に保険会社で保険に入るのと同じような仕組みということができます。
もっとザックリ言うと、他の銀行の8大疾病保険料は年数が経過するにつれて減っていきます。金利の上乗せというわけですから、残高が減れば当然減りますよね。一方みずほでは、加齢に伴う疾患リスクが勘案されますから、保険料負担はだんだん上がっていくというわけです。
通常の上乗せ金利型8大疾病:上乗せ金利0.3%のとき
残高2000万円の時の保険料月額 2000万円×0.3%÷12か月=5000円
残高500万円の時の保険料月額 500万円×0.3%÷12か月=1250円
みずほの場合。
30歳時に借入8大疾病補償:2000万円の借入の場合
初回保険料298円、10年後620円、20年後1070円、25年後1205円、30年後1011円。
計算方法は、保険会社の算出法に則っているため外部公表されておらず、上記はみずほのHPの抜粋となります。
残高が減るにつれて保障額を減らし、年齢による疾病リスクを勘案した計算結果になっていると考えられます。むやみやたらに金利上乗せするよりも合理的な数字です。
金利上乗せ0.3%の場合、借入額2000万円で100万円ほどの負担増になります。
みずほ方式でいけば、30歳での借入でトータルコストは27445円。
いやあ。金利、恐るべし! ですね。
そんなみずほの固定金利は10年物で1.2%。(2015年9月)十分、低い金利となっています。
同じく途中解約可能な三菱東京UFJ
ああ、こちらは7大疾病でした。失礼。
えっと、三菱東京UFJの7大疾病の保険料もみずほと同じように、残高と年齢によって判断されます。
つまり金利上乗せよりも合理的で負担が少ない額であるということです。
そろそろ疲れたのでまとめます。
いかがでしょうか?
保険嫌いな私であっても、疾病補償つきの住宅ローンは一考に値すると考えているのは、住宅ローンの残債分となると額が多額になるということ。通常の保険のよりも保障額が多額にのぼるからにほかなりません。
ただ、実際につけるのはなかなか難しい。
というのは適用条件が極めて難しいからです。就業不能状態が30日以上必要であったり、3か月必要であったり、債務全免除になるには1年間の就業不能状態の継続が必要であったり、まあ、難しい。1年以上の就業不能状態ってどんな状態? ガンになっても、通院治療しながら働きつづける人が多いこのご時勢において、1年の就業不能状態ってちょっと想像しにくい。それって団体信用生命(住宅ローン利用でもれなくついてくる補償。死亡時と高度障害時に残高が0になる)の高度障害時に該当するんじゃない? それなら追加補償いらなくない? なんて疑念がわいてくるのは私だけでしょうか?
じゃあ、8大疾病は止めた方がいい?
どうしても心配だという人は選択肢にいれてもいいとは思います。どっかの金融機関では半分の借入が8大疾病だとか・・・。
私がお薦めできるのは住信SBIとみずほと三菱東京UFJだけです。とりあえずは。
選ぶ基準は以下の通り。
・金利上乗せがない。
もしくは、
・途中解約できる。
中途解約はできませんが借り換えはできるので、流動的に動けるという人であれば、必要だと思われる期間だけ金利上乗せ式の8大疾病を利用してもいいのかもしれません。
でも現在の金利情勢で借りる人が将来満足のいく金利水準での借り換えができるようには思えませんが・・・。
ということで以上です!