ネット銀行が安いとは限らない? 住宅ローンの借入はまずお近くの地銀に相談してみてもいいかも?
先日、新聞で徳島銀行が35年の全期間固定住宅ローンの金利を引き下げることを発表していました。
それによると、借り入れの時に手数料がかかる特別金利型で1.2%。標準金利型で1.5%となるとのこと。3月15日から適用になります。
ちなみに、35年固定と言えば、フラット35が有名ですが、そのフラット35ですら、2016年3月時点の住宅ローン金利は1.25%(21年以上35年以下)です。徳島銀行がいかに低い金利で住宅ローンを提供しているかが分かるというものです。
地銀の金利はネットで見にくい。
ちなみに、上記の徳島銀行の全期間固定住宅ローン金利についてはネット上で見つけることができませんでした。新聞紙面上でも、ごくごく小さい取り扱い。あんまり売りたくないから? よくわかりませんね。
そうじゃなくても、地銀の金利水準はネットで確認が結構難しいです。
最優遇金利がどこに書いているかわからなかったり、てゆうか、書いてなかったり。
ネットだけ見ると、めっちゃ高いけれど、店頭に行ったらネット専業銀行よりも低かったり。
地銀は割と属性で金利が左右されます。
公務員は大幅に割り引いてくれる・・・なんてこともあります。だから、ネット上だけの数字だけ見て「地銀はダメだな」と思わず、一回足を運ぶだけ運んでみるとお得なことがあるかもしれません。
それでも地銀が高かった場合には?
ネットで試算してもらって、それを持って地銀に戻りましょう。
どや顔で「ネットではこれだけ引いてもらえたんだけど?」と訊くと嫌な客認定されます。もしかしたら引き下げをしてくれるかもしれません。それはあなたの属性次第でしょう。
気を付けないといけないこと。
金利が低くても手数料が高い・・・ということがあります。
あとは保証料や団体信用生命保険といった住宅ローンに付随するものが、金利の中に含まれているか含まれていないかでトータルコストが変わってきます。
傾向としては、地銀は手数料はネット専業よりも低いけれど、保証料が別途といった取り扱いが多いように思われます。名称に惑わされず、実質負担を計算するようにしましょう。
ということなので、住宅ローンに関して言えば、「どうせ地銀なんて」と思う前に相談に行ってもいいのではないでしょうか。相談したからと言って、そこで借りなきゃいけないわけでもないですからね。
以上。