確定拠出年金法、改正案成立! さて、私も入るべき? 加入を検討するときに考えておくべきこと!!
昨日、確定拠出年金法の改正案が成立しました。
これにより、来年1月から、確定拠出年金に現役であれば実質誰でも加入できるようになります。
金融機関はこの改正案成立を首を長くして待っていました。低金利競争による消耗戦…。少しでも多くの手数料を稼ぎたい…。この改正案成立を機に、金融機関同士の確定拠出年金獲得競争が激化していくことが予測されます。みなさんもあちらこちらで確定拠出年金の加入を勧められることでしょう。(特に公務員の人は引っ張りだこになります。)
ということで今後考えられる注意点をまとめておきます。
1・口座管理料がかかるんだけど、金融機関によって違うよ。
「勧誘してくれたし、ここで入ろうかな」ってちょっと待ってください!
確定拠出年金は口座管理料がかかります。この口座管理料、金融機関によって違いますからね!
口座管理料は毎月かかってくる費用です。なんとなくで決めずにしっかり検討して決めましょう。100円台のところから、600円ほどかかるところまでさまざまです。
2・加入時の手数料もバラバラだよ。
加入時の手数料も2000円台から6000円まで様々です。
こちらは加入時だけなので、毎月の口座管理手数料と併せて検討しましょう。
3・取り扱い商品・商品のかかる手数料もバラバラだよ。
取り扱い商品も金融機関によって異なります。REITがあるところ、ないところ。外国の債券ものがあるところないところ、色々金融機関によって、商品ラインナップは異なります。
また、それにかかる信託報酬(手数料)もバラバラ。
自分が運用したい商品があるか。手数料は他のものと比べて低いか。きちんと比較して選びましょう。
4・専業主婦や住宅ローン減税などで減税枠を使い切っている場合はちょっと待ちが吉。
専業主婦や住宅ローン減税利用者など、現在のところ、所得税も住民税も払ってないような人であれば、確定拠出年金の所得控除メリットがないため、おすすめできません。
口座管理料かかるだけだしね。それを上回る運用益を出せる人であれば、いいのかもしれませんが。
ということで注意点は以上です。
確定拠出年金の勧誘を受けた場合には、以上の点をしっかり考慮して決定するようにしましょう。
以上。
他にも受け取り時の注意点のお話。
書いたけど、確定拠出年金がとりあえずお勧めできない人とかのお話。
まあ、色々。