学資保険について訊かれたので、学資保険を選ぶ際の注意点についてまとめてみた。
先日身バレした方から、「学資保険どこがいいの?」と訊かれたので、とりあえず学資保険を選ぶときの注意点についてまとめておきます。
学資保険を選ぶときに気を付けておきたいこと。
1・子どもの死亡保障とかいらん。
我が家は子どもの死亡保障ついてます。仕方ないんです。義理と人情で入った保険なので…。
死亡保障がついていると利率が下がります。
そもそも、保険の死亡保障は「その人がいなくなることで、生じる経済的な損失を埋めるため」のものです。子どもが死亡して、経済的な損失があるか? Noですよね。
だから、子どもの学資保険に子どもの死亡保障をつけるなんてことはないようにしたいものです。
うちは、付き合いで入ったので…。もう仕方ないんです…。(2回言った)
2・医療保障もいらん?
自治体によりますが、子どもの医療費はある一定年齢まで無料のところが多いです。
となると、医療保障もいらないですよね。
でも、まあ、子どもが入院したりすると、病院付きっ切りになるなどの負担が生じるので、多少は付帯していてもいいのかもしれません。医療保障の有無は全体の利率との兼ね合いでみておきましょう。(あまりに利率で損をするようならない方がいいかなという)
3・払い込み免除特約必須。
払い込み免除特約というのは、親が死亡もしくは高度障害となったときに、以後の払い込みが免除されるものです。
払い込み免除は必須です。
というか、これが学資保険の肝ではないでしょうか。
そんなところでしょうか。
以上のポイントに注意して、あとは高利率のところと契約するのがいいでしょう。
あとはちょっと人によって違ってくるので、訊いてくれた人に合わせたアドバイスをちょこっと。
① 子どもが複数なので、契約者を変えること。
子どもが一人の場合には、世帯主の方が契約者でまあ、大丈夫です。
けれども、複数人いるときは、場合によっては長子・父、次子・母、というふうに振り分けましょう。
ただ、世帯主が十分な死亡保険に入っていて、その配偶者は手薄いということであれば、子どもの学資保険の契約者は配偶者だけでもよいかもしれません。それで実質的には配偶者の死亡保障として機能します。
また、契約者は若い方が利率はよくなります。父親より母親のほうが若い場合には、その点も考慮することにしましょう。
② すぐに入ったほうがいいか?
子どもも親も若い方が利率は高いです。
ただ、ほかで備えられるということであれば、また、子ども用の教育資金として完全に家計と切り分けられるのであれば、別に学資保険にこだわる必要もないかと思われます。
たとえば、ジュニアNISAなどで積み立てるのでも大丈夫でしょう。
学資保険の一番のメリットは、払い込み免除特約です。親に万一のことがあった場合の保障があるのであれば、なにがなんでも学資保険、と考える必要はないです。
学資保険にこだわらないのであれば、「今すぐ!」と焦る必要はありません。けれど、学資保険以外でも、なるべく早くに準備を始めた方が楽にはなります。
と、こんな感じでしょうか。
教育資金はできれば、18歳までに200万円は貯めておきたいところです。
2016年度の国公立(文系)の入学金が28万2千円。年間授業料が53万5800円なので、200万円あれば、3年間分の学費は出ます。(国公立文系の話ですよ)
これから18年後であれば、おそらく、学費上がっているのでせいぜい2年間くらいで見積もっていたほうが安心ではあります。
そして、県外大学に進学する場合には、これ以外にも敷金礼金、家賃、生活費とかかってくるので、せいぜい1年分と見積もるのが妥当になってくるでしょう。
まあ、なんか気持ちが暗くなってまいりました…。
が! そういうことです!
具体的にどこがいいかというと、かんぽかニッセイかJAか…。
一旦見積もりを出してもらったらいいと思います。
そのうえで、営業マンに丸め込まれる前に、また相談していただけますと何かアドバイスもあろうかと思います。
ということで以上。