夫に説明するギリシャ危機。
今朝起きて来た夫が「ねえ、ギリシャってどうなってるの?」と聞いてきました。
おお? いつもはラブライブネタしか振ってこない君がどんな風の吹き回しだい?
ということで、夫にも分かるギリシャ危機、説明いたしましょう!
写真はhttp://www.photo-ac.com/ からお借りしました。
最初に夫のスペック。
携帯とかで見てるみたい。
投票も促されると行くけれど、ほっておくと行かない。
ラブライバー。
では、スタート。
めちゃくちゃザックリ・ギリシャ危機の経緯。
1・始まりは2010年。ギリシャの財政赤字隠しが発覚。
2・ギリシャ破綻寸前に追い込まれる。
3・同じように財政問題を抱えていたスペインなどの南欧にも危機が波及。
4・2011年 欧州債務危機に発展。
5・とりあえず、EU、ECB、IMFにお金を貸してもらって問題を収拾する。
お金を借りる条件として緊縮策(増税、公務員のリストラ、年金のカット)を受け入れる。ギリシャ失業率は7%→25%に。4人に1人が失業者ってすごいね。
6・緊縮策に疲れ切った国民は緊縮策に反対するチプラス首相を選択する。
7・緊縮策を続行しないならお金は貸さないぞ(返せよ)←いまここ。
ザックリ・ギリシャの現状と今後。
現状としては、チプラス首相は緊縮策の反対で支持を得て政権をとっているため引くに引けない。
7月5日に行われる国民投票で緊縮策の受け入れの是非が問われるが、NOの場合は再度、お金を貸してくれている人たちと交渉する必要が。決裂の公算が高い。デフォルト状態になるとみられる。
YESの場合は、再度お金を借りられるように交渉できるけれど、緊縮財政反対の立場で政権を取っているため、政治的に不安定になることが考えられる。
で、結局日本への影響は?
ギリシャは、欧州でも小国であること。また大手金融機関のギリシャ向け融資額は限定されているので、さほど影響がないとの声が多数?
ギリシャだけの破綻に留まれば、日本への影響は限定的とみられますが、その周辺国に波及したときはその限りではないでしょう。というか、周辺国に波及するでしょう。うん。
そもそも、世界経済危機の引き金を引くのはいつでも小さい地域の小さい出来事。
1997年のアジア通貨危機はタイの通貨急落で引き起こされたものですし、2008年のリーマンショックもアメリカの金融機関が引き起こしたものです。小さな出来事が大きな出来事に転換するという事例は事欠かないというわけです。
僕たち、宇宙船地球号に乗っているからね!
んで、私達はどうするべき?
まあ、どうしようもないっちゃ、どうしようもない。
日々一生懸命生きましょう、ということで!
バブルは7年に1回はじけると言われていますが、前回の2008年から丁度7年の2015年。今年。
経済危機の引き金を引くのは中国の株価暴落かな? ギリシャ危機かな? 何にもなければ一番ですが・・・。
今後の株価見通しが暗いと思う人は分散して解約していきましょう(解約するときもドルコスト平均法で)。私のように何もない人は特になにもしなくて大丈夫です!(やったね!)せめて、自己投資くらいはしておきましょう。
続きを書いたよ。