どうしても投資をしたくない人のために具体的にポートフォリオを組んでみる。
今朝、いつも購読しているブログでこんな記事が挙がっていました。
いつも面白い記事をありがとうございます。
ブログで大儲けしているから、リスクのある投資商品なんて買いたくなーい、ということらしいです。ザックリしていてすいません。
羨ましいです。
さてさて、そんなヒトデさん投資をしたくない人のために、今一番よさそうな資産構築方法について具体的にまとめておきます。
1・月に1万円DC(確定拠出年金)で運用。
DCとは個人型の年金制度。
DCの枠内で様々な資産に分散して運用することで、老後に備えることになります。
ここでは、「投資をしたくない」とのことですので、毎月の掛け金は全部預金で運用することとします。
年間12万円の預金。
DCでは手数料を支払う必要があります。
ここでは、もっとも手数料が低いSBI証券を選択。
初回の加入で3857円支払います。
その後、資産が50万円に到達するまでは、年間5892円(491円×12か月)の支払い。
50万円以降は、年間2004円(167円×12か月)の支払い。
DCでは、所得税控除を受けることができます。
年間12万円の拠出で年収が330万~695万円以下のヒトデさん投資をしたくない人であれば、2万4千円の節税になります(他の住宅ローン控除や生命保険控除で受けられる優遇の範囲は変わってきます。)。
所得税率はこちらをどうぞ。https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
1年目に支払う手数料は、9749円。節税メリットは2万4千円。
差し引き14251円のプラス。それに加えて、定期預金の利息0.025%(年利)がつきます。
2年目に支払う手数料は、5892円。節税メリットは2万4千円。
差し引き18108円のプラス。それに加えて、定期預・・・以下略。
5年目くらいには総資産額が50万を超えるので、手数料支払いは年間2004円。
節税メリット差し引き、21996円となります。
以降、同額。
毎月1万円定期預金していったら、年間2万円もらえる・・・くらいの理解でどうぞ。
*預かり資産が400万円くらいになっても利率は0.5%くらいで保たれます。
2・変動型の国債購入
こちらは、投資をしたくない人(DCなし版)にも書いたとおりなのですが、平行してインフレリスクにも備えるための布陣です。
個人向け国債は元本保障されます(国がデフォルトしなければ。。)。
直近の10年国債金利の66%の利息が保障される変動利付国債。(利払いは年2回です。)
こちらを2か月に1回。10万円ごと積み上げていきます。
現在の低金利でも利息は0.22%と、ゆうちょ定期の0.035よりだいぶお得。
金利が急上昇しても大丈夫な資産として組み入れておきましょう!
3・あとは適当に余っているお金をネット地銀定期預金へGO。
ネット専業銀行で定期金利0.2%ほど。
ネット地銀で定期預金0.4%ほど(100万円まで、などの上限があります。)。
こんな感じで年間12万円DCで定期預金。
年間60万円変動利付国債。
お金が貯まるごとに、順次、地銀のネット定期預金。
以上です。こんな感じで安全に資産を増やしていきましょう!