NISA積み立てをする人が倍増? どんどん広がるNISA積み立て。
NISA(少額投資非課税制度)を使って積み立て投資を行う人の裾野が広がっているようです。
この間の9月末時点での口座数が主要な証券会社10社を合わせて約35万口座。1年前と比較するとその数は2倍に増えたようです。
稼働口座で実際に買い付けられた資産総額は2兆8000万円。
そのうち、積み立て投資の割合は口座ベースで15%。買い付け額ベースで6%とのことです。
同時に職場NISAの普及も進んでいるとのこと。
みずほ銀行が特に職場NISAに力を入れており、電通など約170社に導入済。
こういった金融機関と職場が連携して取り組みを進めていることも、NISA口座普及に一役も二役も買っていることは間違いないでしょう。
ただ、以前にも書いたように、NISAの使い勝手は決していいとは言えません。
時限的な仕組みであること。期間内に利益を出さなければ、逆に税金面での不利益を被る恐れがあること。
また、職場・銀行一体取り組み型の職場NISAは、金融機関選びの手間は省けますが、手数料が高い商品をつかまされる恐れがあることなど、NISA特有の問題プラスの問題もあります。
来年はジュニアNISAも始まります。
ジュニアNISAは商品の特性上、通常のNISAよりも使い勝手がいいような気もしますが、どうなんでしょうね。
以前はNISAなんて使いにくいから絶対使うなよ~みたいなテンションで書いていましたが、投資導入としてはいいのかもしれません。それで、あとから「ああ。職場NISAはダメだった。来年から別の証券会社にしよう」とか「NISAで損した。振り回されないようにしよう」となるのもいい勉強かと。
逆に「NISAやっててよかった!! 利益丸どりだぜ!」ということになる可能性ももちろんあるわけですし。
ただ金融機関においては、NISAの問題点について、きちんとした説明をする責任だけはきちんと果たしてほしいものです。そのへん金融機関はうるさいから大丈夫かな?
NISAの問題点についてはこちらにもまとめてあります。
興味のある方はどうぞ。
ジュニアNISAについてはこちら。
以上です。