D'ac

元銀行員。子育てられ中。

NISAと預金は別物ですよ。

最近時々、うちのブログに「NISA 金利」って検索してくる人がいるんですよね。「NISA 預金」とかもあるけれど。

 

これって、NISAに金利がつくって思っているのか。「NISA 預金」はどっちが有利か、みたいなことを知りたいのかな? でも、比較するのはちょっとおかしいよね。

 

NISAに対する誤解が生じているのかもしれない。

NISAは投資商品に対する制度なので、金利はつかないですよね。あと投資商品なので、預金とは性格が別。むりやりに括るとすれば、どっちも老後にどう備えるかという観点から利用する、とか?

ということでNISAと預金の違いについてまとめていきます。

 

NISAは元本保証されない。預金は元本が保証される。

一番の違いはここです。
NISAは投資商品なので、値下がりすることがあります。100万円が90万円に。はたまた50万円になるリスクもゼロではありません。
預金は100万円預けていたら、100万円プは保証され、プラス雀の涙のお利息がいただけます。

 

NISAはその枠の中で何を購入するかを決めないといけない。

NISAというのは正確には少額投資非課税制度という制度の略称です。あ、「にーさ」って読みます。だから、NISA口座を開設しただけでは、利用はできなくて、具体的にはその中で何かを買ってから運用スタートです。結構な数の人がNISA口座を開設しただけで、何も買っていないそうです。口座開設するだけで、何かもらえたりするので(商品券とか粗品とか)、口座を開設するだけした、という人が多数いる模様。

NISA口座では、株式や投資信託などを購入することができます。そして、その配当や値上がり利益にかかる税金(本来なら約20%)がかからないという口座になっているというわけです。

 

銀行によっては、NISAの少額積み立てを預金と混同する形で紹介しているところがあります。だから、混乱する人が出るのかな、と推測。NISA口座でも投資信託などを毎月少額ずつ積み立てることができます。けれど、上述したように、NISAは預金とは全く別物です。預金は毎月積み立てたら、積み立てた分は損なわれることなく受け取ることが可能です。NISAは元本割れすることがあります。

 

とりあえず、預金をしていなくて、そろそろ積み立てでもしようと考えている人はまずは、普通に預貯金をすることをお勧めします。会社によっては、「財形制度」といった給与天引きの積み立て制度もあるので、有効活用したいところです。

 

以上。

NISA記事は他にもこんなのがあるよ。

 

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